ヘルマン・バウマンは1934年ハンブルクに生まれたドイツのホルン奏者です。
医者を父に持つ彼は幼少よりピアノやチェロを、そして合唱指揮やジャズ・パーカッション
まで学んでいました。ホルンと出会わなければ指揮者か教会音楽家になっていたかも
しれませんでした。20歳のころふとしたことからホルンを手にして、ハンブルクの音楽大学
で2年でマスター、1957年にはドルトムント市立管弦楽団、1961年から1967年までは
シュトゥットガルト放送交響楽団の首席を務めていました。その間に1964年のミュンヘン
国際コンクールで優勝しています。レパートリーの広さ、テクニックの完璧さといいドイツきっ
ての名人です。2023年12月に亡くなりました。 |