ヘルマン・バウマン

シューベルト/アヴェ・マリア/サン=サーンス/白鳥、他
CD(IM LAB IMLCD101

 1.R・シュトラウス/
   「ツァラトゥストラはこう語った」より序奏
 2.パーセル/アンダンティーノ
 3.シューベルト/アヴェ・マリア
 4.メンデルスゾーン/
     交響曲第5番より「アンダンテ」
 5.サン=サーンス/白鳥
 6.モーツァルト/「大ミサ曲」より断章
 7.スヴィリドフ/「秘密の恋」より
 8.チャイコフスキー/聖体拝領唱
 9.スヴィリドフ/神よ、善人を救いたまえ
10.アルビノーニ/アダージョ
11.ビベルガン/アリア
12.スヴィリドフ/起床ラッパが鳴る

  ヘルマン・バウマン(ホルン)(2〜5)
  イリーナ・アンドリャコヴァ(ソプラノ)(6&7)
  ヴァディム・ビベルガン(ピアノ)(11)
   A・ホリャフコ(バリトン)(12)
  セルゲイ・ペスチャンスキー指揮
  ロシア・ホーン・カペラ(1〜12)
  ノーザン・スター弦楽アンサンブル(10&11)
  ユーラシア合唱団(8〜12)
  録音 2010年

 ロシア・ホーン・カペラはセルゲイ・ペスチャンスキーが2001年に創設した合奏団で、ホーンというのはホルンではなくて、細長いラッパのようです。ただ、その金管は倍音を吹かないで単音(ベルのように1つの音)で演奏するため、1人でいくつかの楽器を吹いて低音から高音まで20人で手分けして演奏しています。
 冒頭の。「ツァラトゥストラはこう語った」ではティンパニが加わってオルガンのような響きを出しています。
 2曲目からの4曲にはヘルマン・バウマンのホルン・ソロが入ります。このホルンですがいつものフレンチホルンの音よりも高い音でディスカントホルンを吹いているかのような音色です。
 パーセルの「アンダンティーノ」では軽いビヴラートが入ります。シューベルトの「アヴェ・マリア」は祈りの調べが朗々と歌われます。
メンデルスゾーンの「アンダンテ」はバウマンのホルンらしい響きが流れます。サン=サーンスの「白鳥」はハープのような響きが効果的でその中でバウマンのホルンが流れます。
 モーツァルトの「大ミサ曲」より断章とスヴィリドフの「秘密の恋」よりの断章はソプラノで歌われます。チャイコフスキーの「聖体拝領唱」は合唱曲でホーン・アンサンブルをバックに歌われます。
 スヴィリドフの「神よ、善人を救いたまえ」も同じです。アルビノーニの「アダージョ」は弦楽とオルガンのための作品ですが、こここでは合唱も入ります。オルガンの代わりにホーン・アンサンブルが響きます。
 ヴァディム・ビベルガンの「アリア」には作曲者のピアノも加わって、ホーン・アンサンブル、弦楽と合唱による美しい響きになっています。
 最後のスヴィリドフの作品「起床ラッパが鳴る(Reveille)」は合唱とバリトンの独唱で歌われます。


トップへ
戻る
前へ
次へ