ヘルマン・バウマン
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CD(DECCA 476 9188)
R・シュトラウス/協奏曲集
1.ホルン協奏曲第1番変ホ長調Op11
2.ホルン協奏曲第2番変ホ長調
3.オーボエ協奏曲ニ長調
4.管楽器のためのセレナード変ホ長調Op7
ヘルマン・バウマン(ホルン)(1&2)
クルト・マズア指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(1&2)
ハインツ・ホリガ−(オーボエ)(3)
ハインツ・ホリガ−指揮
ヨーロッパ室内管弦楽団(3)
ヨーロッパ室内管弦楽団管楽アンサンブル(4)
録音 1983年12月12〜14日(1&2)
1993年12月(3)
1993年1月13日(4)
バウマンのリヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲は評判の良い録音でした。特に第2番はブレイン以来の名演といわれました。
ホルン協奏曲第1番は冒頭からバウマンの力強いホルンが響きます。第2楽章のアンダンテで最も高い音を出すメロディのところで、珍しくオクターブ低い方を吹いています。これは貴重といえば貴重ですが、名人がどうして高い方を吹かなかったのか不思議でした。パート譜には確かに上に行くメロディとオクターブ低いメロディが書かれていますのでどちらでも良いとはいえますがもったいないことでした。第3楽章のロンドは雄大な響きで申し分ありません。
ホルン協奏曲第2番は唯一の録音で流麗な演奏はさすがに素晴らしいものです。ゲヴァントハウスのホールの素晴らしさもあって聞き応えのある名演です。第3楽章は圧倒的に凄い演奏です。
オーボエ協奏曲はハインツ・ホリガ−がオーボエを吹きながらヨーロッパ室内管弦楽団を指揮しての演奏です。編成が大きくないので派手さはありませんが、ホリガ−のオーボエが良い響きで歌われます。
管楽器のためのセレナードはヨーロッパ室内管弦楽団の管楽アンサンブルによる演奏です。ここでもホリガ−が指揮しています。10分たらずの作品ですが、リヒャルト・シュトラウスの厚い響きがこのアンサンブルでよく歌われています。良い響きです。(2007年発売のDECCAドイツ盤) |
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