ヘルマン・バウマン
モーツァルト/協奏交響曲変ホ長調K297B(1983) |
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CD(PHILIPS 411 134−2)
1.モーツァルト/協奏交響曲変ホ長調K297B
2. 〃 /オーボエ協奏曲ハ長調K314
オーレル・ニコレ(フルート)(1)
ハインツ・ホリガー(オーボエ)(1&2)
ヘルマン・バウマン(ホルン)(1)
クラウス・トゥーネマン(ファゴット)(1)
サー・ネヴィル・マリナー指揮(1)
ハインツ・ホリガー指揮(2)
アカデミー室内管弦楽団(1&2)
録音 1983年7月9&10日
モーツァルトの管楽器のための協奏交響曲は学者の間では真作かどうか疑問視されていました。モーツァルトが父へあてた手紙にはフルート、オーボエ、ホルンとファゴットのための協奏交響曲を書いたというのですが、これは演奏されずに行方不明となりました。そして後に発見された写譜の譜面にはフルートではなくクラリネットになっていたという不可解な問題があったのです。
この楽譜はロバート・レヴィンがコンピューター分析の末に編曲をしてフルート版を復元したのでした。
曲は従来のオーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットの楽譜とはメロディーはかわらないものの、楽器の分担が代わりかつて聞いた演奏とは全く違う物になっています。とにかく面白いです。
ホルンのバウマンは1976年に従来の297bの版で録音していますので、2種類の楽譜で録音したことになります。演奏は難しいところが多くバウマンの腕の見せどころです。
モーツァルトのオーボエ協奏曲はオーボエ協奏曲の傑作中の傑作で、ニ長調に移調したフルート協奏曲第2番も有名です。ホリガーの演奏はまったくいうことなしの名演です。なおホリガーは1970年にエド・デ・ワールトとこの曲を録音していました。また1986年にはフルート協奏曲第1番ト長調をヘ長調に移調したオーボエ協奏曲ヘ長調K313を録音しています。 |
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