ラデク・バボラーク

ブルックナー・シンフォニー・イン・カテドラル
CD(CRYSTON OVCC−00090)

ブルックナー・シンフォニー・イン・カテドラル
1.交響曲第9番ニ短調〜第1楽章
2.交響曲第8番ハ短調〜第3楽章
    (ミロシュ・ボク編)

 ミロシュ・ボク指揮
 チェコ・ホルン・コーラス
 ラデク・バボラーク(ソロ・ホルン)
 プシェミスル・ヴォイタ(ホルン2)
 ヤン・ムシル(ホルン3)
 アンドレイ・ズスト(ホルン4)
 ヨクプ・ホジェイシー(ホルン5)
 ヤン・マフ(ホルン6) 
 ヤン・ヴィーテク(ホルン7)
 ズデニェク・ヴァシナ(ホルン8)
 ミラン・ムラズィーク(ワーグナーチューバ1)
 ルカーシュ・コレツ(ワーグナーチューバ2)
 ミクラーシュ・コスカ(ワーグナーチューバ3)
 ミロシュ・コヴァジーク(ワーグナーチューバ4)
 マルティナ・バチョヴァー(ヴァイオリン)(2)
 アレシュ・バールタ(オルガン)
 録音 2011年6月13&14日
     モスト聖母被昇天教会

 チェコ・ホルン・コーラスはメンバー一新しての録音です。第2ホルンのプシェミスル・ヴォイタは2010年のミュンヘン国際コンクールの優勝者です。バボラークは1994年の優勝者ですからすごいメンバーが揃っています。2008年にバボラークは交響曲第7番の第2楽章を録音していましたので、これで三大交響曲を録音したことになります。
 この2曲の編曲はホルン8本、ワーグナーチューバ4本にオルガンを加えて重低音を響かせています。8番ではヴァイオリン・ソロをいれて深遠な響きに美を重ねていてまた素晴らしい演奏になりました。
 第9番はホルンとワーグナーチューバによって作り出す響きがオーケストラのように深遠な響きになっています。第8番では第1主題部のバボラークのホルン・ソロがオルガンの響きと調和してあたかもオルガンのフルー管の一部のようです。第2主題部からヴァイオリン・ソロがオブリガートで加わるとトリオ・ソナタのようになります。同じブルックナーとは思えないような響きになります。この長大な曲を吹ききっているバボラークは高音まで透明感のある響きで素晴らしい演奏です。


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