
ハンスイェルク・アンゲラー
CD3/ベートーヴェン、ダンツィ、リース/ホルン・ソナタ |
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CD(Gramola 99286-3)
CD3
1.ベートーヴェン/ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17
2.ダンツィ/ホルン・ソナタ第1番変ホ長調 Op.28
3.リース/ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.34
ハンスイェルク・アンゲラー(ナチュラル・ホルン)
ノルベルト・リッカボナ(ハンマークラヴィーア)
録音 1991年
ベートーヴェンの「ホルン・ソナタ ヘ長調」はナチュラルホルンを使用しての演奏です。第1楽章はハンマークラヴィーアの音と共にナチュラルホルンのきれいな響きが素晴らしい演奏です。ホルンのゲシュトップ音もきれいな響きです。第2楽章はきれいな演奏です。第3楽章は滑らかな演奏です。ゲシュトップ音もきれいな響きです。アンゲラーのナチュラル・ホルンは素晴らしい演奏です。ピアノのリッカボナも素晴らしい演奏です。
フランツ・ダンツィ(1763〜1826)のホルン・ソナタ第1番は1804年の作品でベートーヴェンのソナタとほぼ同じ頃の作品です。第1楽章のきれいな主題をアンゲラーは素晴らしいテクニックで演奏しています。リッカボナのハンマークラヴィーアもよい響きです。第2楽章のラルゲットはきれいなホルン演奏です。音階のフワフワ音もよい響きです。第3楽章のアレグレットはホルンの細やかな演奏が素晴らしいです。これは見事な演奏です。
フェルデイナント・リースの「ホルン・ソナタ」はベートーヴェンのソナタの11年後、1811年の作品です。3つの楽章で構成され、第1楽章のラルゲット〜アレグロ・モルトはハンマークラヴィーアとナチュラルホルンの古風な音色による演奏ですから、少し風変わりともいえそうですが、これがオリジナルの演奏です。アンゲラーの流麗なホルン、音階のきれいなこと、この演奏はさすがに素晴らしいものです。リッカボナのハンマークラヴィーアも大変きれいな響きです。第2楽章のアンダンテは高音から低音までのきれいな主題をホルンが演奏しています。アンゲラーの流麗な演奏は、ここも見事なものです。第3楽章のロンド:アレグロは狩りのホルンのような、力強いホルンの響きがあります。これも素晴らしい演奏です。 |
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