ノルベルト・ハウプトマン
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CD(DGG UCCG-6303)
ブラームス/室内楽作品集
1.ホルン三重奏曲変ホ長調Op40
2.クラリネット五重奏曲ロ短調Op115
ノルベルト・ハウプトマン(ホルン)(1)
トマス・ブランディス(ヴァイオリン)(1)
タマーシュ・ヴァーシャーリ(ピアノ)(1)
カール・ライスター(クラリネット)(2)
アマデウス弦楽四重奏団(2)
録音 1981年11月12&13日(1)
1967年3月(2)
ホルン三重奏曲はブラームス生誕150年記念としてブラームス大全集を企画したときの録音でした。ピアノのヴァーシャーリ以外はベルリン・フィルのメンバーです。
ハウプトマンのホルンは大変きれいな響きです。イエス・キリスト教会での録音ということで大変よく響いています。ブランディス、ヴァーシャーリとの息もぴったりで、バランスもよく、しかも音楽に勢いが感じられます。第2楽章の軽快な演奏も素晴らしく、第3楽章のアダージョ・メストではホルン、ヴァイオリンとピアノが溶け合うようなバランスの良さが見事なものです。第4楽章のアレグロ・コン・ブリオではオーケストラの一部のように一糸乱れぬ神業のような演奏が聴かれます。大変な名演奏です。絶賛したいと思います。
ライスターのクラリネット五重奏曲は1967年の録音で、ライスターの名盤のひとつです。モーツァルトのクラリネット五重奏曲はイ長調ですが、ブラームスの五重奏曲はロ短調です。同時期に作曲されたクラリネット三重奏曲イ短調と共にクラリネットの重要なレパートリーです。モーツァルトの明るさとは対照的にブラームスの五重奏曲は哀愁的な主題が切なく聞こえてきます。このクラリネット五重奏曲は聴けば聴くほどに引き込まれてしまう魅力があります。4つの楽章で構成されていて32分の大曲です。第3楽章では弦のピツィカート、第4楽章の響きの素晴らしさは絶品。ライスターのこの演奏はクラリネットの美しい響きを堪能できる名盤です。 |
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