ギュンター・ヘーグナー

シューベルト/八重奏曲ヘ長調(1997)
CD(Camerata CMCD−15051)

シューベルト/八重奏曲ヘ長調Op166、D803
 〜2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、
  コントラバス、クラリネット、ホルンと
  ファゴットのための
 ウィーン弦楽四重奏団
 ウェルナー・ヒンク(第1ヴァイオリン)
 フーベルトクロイザマー(第2ヴァイオリン)
 クラウス・パイシュタイナー(ヴィオラ)
 フリッツ・ドレシャル(チェロ)
 ペーター・シュミードル(クラリネット)
 ギュンター・ヘーグナー(ウィンナホルン)
 ミラン・トゥルコヴィチ(ファゴット)
 ミラン・サガト(コントラバス)
 録音 1997年4月7日
   ウィーン・ムジークフェライン・ブラームス・ザー

  シューベルトはホルンを大切にした曲が多いのですが、この曲にも重要なメロディーを吹かせています。第1楽章のアレグロの中で吹かれる流れるようなメロディーはクラリネットの主題に続くもので流れるような主題が美しいです。ヘーグナーのホルンが美しいです。
 第3楽章・アレグロ・ヴィヴァーチェは「ロザムンデ」を思わせる主題と響きが流れてきます。第4楽章アンダンテは「ます」の主題を思わせる歌曲のようなメロディーが歌われます。第5楽章:メヌエットはこの曲の中でも白眉といえる楽章です。クラリネットの美しい主題が転調しながら歌われ弦楽器、ホルンに受け継がれていきます。全6楽章、小さい編成ながらもオーケストラのような作品です。あっという間の1時間でしょう。


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