エルヴェ・ジュラン
プーランク/ホルン、トランペットとトランペットためのソナタ |
|
|
CD(NAXOS 8.553613)
プーランク/室内楽作品集
1.2台のピアノのための「仮面舞踏会」によるカプリッチョ
2.2台のピアノのためのソナタ
3.2台のピアノのためのエレジー
4.シテール島への船出
5.ピアノ連弾ソナタ
6.2本のクラリネットのためのソナタ
7.クラリネットとバスーンのためのソナタ
8.ホルン、トランペットとトランペットためのソナタ
アレクサンドル・タロー(ピアノ)(1〜5)
フランソワ・シャプラン(ピアノ)(1〜5)
ロナルド・ファン・スペンドンク(クラリネット)(6&7)
アンドレ・モワザン(クラリネット)(6)
ローラン・ルフェーヴル(バスーン)(7)
エルヴェ・ジュラン(ホルン)(8)
ギィ・トゥーヴロン(トランペット)(8)
ジャック・モージェ(トロンボーン)(8)
録音 1995年10月〜1997年10月
フランスの演奏家によるプーランクの室内楽作品です。1〜5までは2台のピアノのための作品、6〜8は管楽器のためのソナタです。
「2台のピアノのための「仮面舞踏会」によるカプリッチョ」はカンタータ「仮面舞踏会」の第5曲「フィナーレ」をもとに作曲されました。
「2台のピアノのためのソナタ」は1952〜53年の作品で4つの楽章で構成されています。2台のピアノのためのエレジーは1959年の作品。1958年に亡くなった「マリー・ブランシュの思い出に」として作曲されたものです。
「シテール島への船出」も2台のピアノのための作品。1951年の映画音楽「アメリカへの航海」からの編曲です。「ピアノ連弾ソナタ(四手ピアノ)」は1918年、19歳の時の作品で1933年に改定されています。
「2本のクラリネットのためのソナタ」はこれも1918年、19歳の作品で1945年に改訂されています。2本のクラリネットだけのオリジナル作品は他にほとんど見られないですが、クラリネットのための重要なレパートリーになっています。
クラリネットとバスーンのためのソナタは1922年の作品で1945年に改訂されています。この2つの楽器の組み合わせはベートーヴェンの作品もあって相性がよく良い響きになりますので聞いていて楽しくなります。
ホルン、トランペットとトランペットためのソナタも1922年の作品です。金管アンサンブルの名曲中の名曲でフランスの管楽器奏者の愛奏曲かもしれませんが世界中の演奏家に愛される作品です。3つの楽章は小品でもあり演奏しやすいものでしょう。この演奏も楽しそうです。エルヴェ・ジュランのホルン、ギィ・トゥーヴロンのトランペット、ジャック・モージェのトロンボーンというフランスきっての名手のアンサンブルは素晴らしい。 |
|
|
|