ラデク・バボラーク
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CD(自主制作 PR93615)2枚組
ミュンヘン国際コンクール/優勝者たち
1.R・シュトラウス/チェロ・ソナタ ヘ長調Op6
アンジェイ・バウアー(チェロ)
エヴァ・クピーク(ピアノ)
録音 1992年9月7日
2.ショスタコーヴィチ/プレリュードとフーガ
ト短調Op87
3.シューマン/謝肉祭Op9
アンナ・マリコヴァ(ピアノ)
録音 1993年9月16日
4.シューベルト/水の上で歌うD.774
5.ブラームス/永遠の愛についてOp43−1
ウルシュラ・クリゲル(メゾ・ソプラノ)
カタジナ・ヤンコフスカ(ピアノ)
録音 1994年9月15日
6.バッハ/マタイ受難曲より
「憐れみたまえ、わが神よ」
7・ドニゼッティ/歌劇「ラ・ファヴォリータ」より
「私のフェルナンド」
ウルシュラ・クリゲル(メゾ・ソプラノ)
クヌート・マールケ指揮
バイエルン放送交響楽団
録音 1994年9月17日
8.キール/ホルン協奏曲ヘ短調Op23
ラデク・バボラーク(ホルン)
クヌート・マールケ指揮
バイエルン放送交響楽団
録音 1994年9月18日
9.ショスタコーヴィチ/チェロ・ソナタ ニ短調Op40
イェンス=ペーター・マインツ(チェロ)
田村 径子(ピアノ)
録音 1994年9月23日
1992〜1994年のミュンヘン国際コンクールの優勝者による録音です。1994年にホルンで優勝したバボラークの録音があります。
1992年のチェロとピアノのデュオ部門の優勝がアンジェイ・バウアー(チェロ)とエヴァ・クピーク(ピアノ)でした。リヒャルト・シュトラウスのチェロ・ソナタを演奏しています。
1993年のピアノ部門優勝者はウズベキスタンのアンナ・マリコヴァでした。ショスタコーヴィチのプレリュードとフーガ ト短調とシューマンの謝肉祭Op9全曲を演奏しています。謝肉祭の力強い演奏が聞きもの。
1994年の声楽部門の優勝者はメゾ・ソプラノのウルシュラ・クリゲルでした。前半はピアノ伴奏によるシューベルトとブラームスの歌曲。後半はマタイ受難曲からの1曲とドニゼッティの「ラ・ファヴォリータ」からレオノーラのアリア「私のフェルナンド」が歌われています。
1994年のホルン部門優勝者はラデク・バボラークでした。優勝者のガラ・コンサートではパウエルのホルン協奏曲を演奏しましたが、このコンクールではキールのホルン協奏曲を演奏しています。アウグスト・キールのホルン協奏曲は他にズビグニェフ・ツークの録音があるくらいのもので貴重な録音です。またバボラークの18歳のころのホルンが聴かれるのも楽しいです。ボヘミアのホルンの香りが漂います。演奏は素晴らしいもので、軽いビヴラートがかかっていて、最近のバボラークとは少し違った美しさがあります。第3楽章の吹き方はやはりバボラークです。これは素晴らしい演奏です。
1994年のチェロ部門はドイツ生まれのイェンス=ペーター・マインツが優勝者でした。ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタを演奏しています。ピアノは日本人の田村 径子(タムラケイコ)が伴奏しています。マインツのチェロは見事な弾きぶりで、現在はドイツの代表的なチェロ奏者のひとりになっています。 |
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