クリストフ・エス

R・シュトラウス/ホルン協奏曲第1番、第2番、他(2019〜23)

CD(Naxos classic 8551473)

R・シュトラウス/ホルン作品集
1.ホルン協奏曲第1番変ホ長調Op.11
2.アンダンテ ハ長調TrV155
3.4つの最後の歌TrV296
  (春/九月/眠りにつくとき/夕映えの中で)
4.アルプホルン TrV64
5.ホルン協奏曲第2番変ホ長調TrV283
  ラルス・オプファーマン編(2&4)
  エーベルハルト・クローク編(3)

 クリストフ・エス(ホルン)
 ソーニャ・ゴルニク(ソプラノ)(3&4)
 クリストファー・ウォード指揮
  アーヘン交響楽団
  録音 2019〜2023年

 クリストフ・エスのホルンによるR・シュトラウスのホルン協奏曲とホルン作品です。4つの最後の歌でもホルンのソロがあります。
 「ホルン協奏曲第1番」は冒頭の全合奏のフェルマータが迫力あります。クリストフ・エスのホルン演奏は冒頭から素晴らしいです。第1楽章のホルンは滑らかできれいな響きです。後半は次第に勢いのある演奏になります。オーケストラもよい響きです。第2楽章のアンダンテは穏やかに美しい響きのホルンです。木管もきれいな響きです。第3楽章は快適なテンポで勢いのあるホルンの演奏です。きれいな演奏です。リタルダンドからフェルマータのあとは見事な演奏です。終結前のカデンツァから終結の演奏は素晴らしいです。クリストフ・エスのホルンは見事な演奏です。
 「アンダンテ ハ長調」はシュトラウス24歳のときの作品です。原曲はピアノ伴奏の作品ですが、ラルス・オプファーマンの編曲によるホルンと室内オーケストラによる演奏です。ホルン協奏曲のように素晴らしい演奏です。きれいな演奏です。
 「4つの最後の歌」はソプラノの歌曲です。これもエベルハルト・クロークによる室内オーケストラ版編曲による演奏です。第1曲「 春」、第2曲「九月」、第3曲「眠りにつくとき」、第4曲「夕映えの中で」になります。ソーニャ・ゴルニクのソプラノ歌唱はきれいです。第2曲「九月」の最後にきれいなホルン・ソロが聴かれます。第3曲でもホルンはきれいに響きます。第4曲ではフルートやホルンがきれいに響きます。
  「アルプホルン」はアルペンホルンをイメージした表情豊かなホルンがきれいです。オプファーマン編曲によるソプラノ、ホルンと室内オーケストラによる演奏です。ソーニャ・ゴルニクのソプラノは魅力的できれいな歌声です。クリストフ・エスのホルンもまたきれいに響きます。これは素晴らしい演奏です。
  「ホルン協奏曲第2番」はホルンのソロで始まります。クリストフ・エスのホルンはやわらかな響きで、流麗な演奏です。ホルンの魅力たっぷりのもので、主題をきれいにマイペースで歌います。オーケストラもよい響きです。後半のホルンの響きも素晴らしいです。第2楽章冒頭のオーケストラはきれいな響きです。クリストフ・エスのホルン・ソロもきれいな演奏です。第3楽章の快活で流麗なホルンは素晴らしい演奏です。オーケストラもよい響きです。ここでは力強い響きもあります。クリストフ・エスのホルンは見事な名演奏です。


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