クリストフ・エス

故郷の歌、500年(2021〜22)

CD(Prospero Classical PROSP0052)

故郷の歌、500年
CD1
1. ハインリヒ・イザーク/インスブルックよさような
2. 「人にはどれほどの家が必要か」ジャン・アメリー
3. ミシャ・スポリアンスキー/
        人には家がなくてはならない
4. ブラームス/ドイツ民謡集WoO 33より「谷底で」
5. リヒャルト・トルンク/都市
6. 「友へ」テオドール・シュトルム
7. シューベルト/魔王 D328
8. ドヴォルザーク(アンドレ・フィッシャー編)家路
9. 「郷愁、とは何?」マーシャ・カレコ
10. ハンス・ナウミルカート/私たちの家
11. 民謡/クルプファルツの狩人
12. 「丘の上から見下ろす私の世界」
      ベッティーナ・フォン・アルニム
13. クルシェネク/オーストリア・アルプスからの
            旅日記Op62より「雨天」
14. ダニエル・ベーレ/家とは鍵のあるところ
15. シューベルト/海の静けさ
16. 「家の祝福」著者不明
17. ブラームス/荒野の上を
18. 伝承曲/鳥が飛んできて
19. 「孤独」フリードリヒ・ニーチェ
20. ワーグナー/聖杯伝説(彼方の国に)
CD2
21. クルシェネク/オーストリア・アルプスからの
           旅日記Op.62より「モティーフ」
22. 「モットー」フリードリヒ・ヘルダーリン
23. アイスラー/故郷
24. アイスラー/逃避行
25. ウィリー・エンゲル=ベルガー、ウィル・マイゼル
             /新しい春
26. ヘルマン・レオポルディ/ブーヘンヴァルトの歌
27. カルロ・ジグムンド・タウベ/ユダヤの子
28. 「浮浪」マックス・ヘルマン=ナイセ
29. ヴェルナー・アイスブレンナー/難民の歌
30. マーラー/この世の暮らし
31. シューベルト/さすらい人の夜の歌
32. 「旅の途中」李白/リヒャルト・デーメル
33. スウェーデン民謡/朝露に濡れた山の中で
34. クルシェネク/オーストリア・アルプスからの
      旅日記Op.62より「上へ下へ」
35. ゲオルク・クライスラー/ウィーン人のいないウィーン
36. 「異国にて」フランツ・グリルパルツァー
37. ヨハネス・オルディング/故郷
38. ヴェルナー・ボッホマン/故郷、あなたの星
39. テオ・マッケベン/そして私たちの上には空が
   (アレクサンダー・クランペ編曲)(14と20を除く)

 ダニール・ベーレ(テノール)
 ジャーマン・ホルンサウンド
 クリストフ・エス(ホルン)
 セバスティアン・ショール(ホルン)
 ステファン・ショットシュテット(ホルン)
 ティモ・シュタイニンガー(ホルン)
 マリオ・アドルフ(朗読)
 (2、6、9、12、16、19、22、28、32&36)
 録音 2021年1月9〜13日(演奏)
     2022年4月4日(朗読)

 ダニール・ベーレのテノールとジャーマン・ホルンサウンドによる「故郷の歌、500年」です。ほとんどがアレクサンダー・クランペによるホルン四重奏とテノールのための編曲になります。その中にマリオ・アドルフの詩の朗読が入ります。

 どの作品も美しい演奏です。この中ではシューベルトの「魔王」がホルン四重奏の編曲に耳を奪われます。テノールの歌唱も素晴らしいです。
 ドヴォルザークの「家路」は「新世界より」の第2楽章からの主題の編曲です。これも素晴らしい演奏です。
 民謡「クルプファルツの狩人」はホルンに始まって楽しい作品です。聞いたことのありそうな民謡です。
 ダニエル・ベーレの自作曲「家とは鍵のあるところ」はホルン四重奏とテノールのための作品です。素晴らしいです。
 シューベルトの「海の静けさ」はきれいな作品です。素晴らしい演奏が聴かれます。
 ブラームスの「荒野の上を」はホルンの演奏とテノールの歌唱が素晴らしいです。これは聞き物です。
 ワーグナーの「聖杯伝説(彼方の国に)」は歌劇「ローエングリン」からの1曲です。聴きなれた主題が流れてきます。きれいな演奏です。
 アイスラーの「故郷」と「逃避行」はきれいな作品です。
 ウィリー・エンゲル=ベルガーとウィル・マイゼル共作の「新しい春」はホルンも楽しそうに演奏しています。テノールの歌は素晴らしいです。
 マーラーの「この世の暮らし」はホルンも楽しそうに演奏しています。テノールの歌唱も素晴らしいです。
 シューベルトの「さすらい人の夜の歌」はホルンの優雅な響きと美しいテノールの歌唱が素晴らしいです。
 ゲオルク・クライスラーの「ウィーン人のいないウィーン」はホルン四重奏の演奏が素晴らしい響きです。テノールの歌唱と共に見事な演奏です。
 ヨハネス・オルディングの「故郷」はホルン四重奏がきれいに始まります。テノールの歌唱が優しく歌われます。
 ヴェルナー・ボッホマンの「故郷、あなたの星」は穏やかな歌です。夜空の星を歌うきれいな作品です。
 テオ・マッケベンの「そして私たちの上には空が」はこれもきれいなホルン四重奏とテノールの歌唱が素晴らしい演奏です。
 このアルバムは演奏の間にいくつかの朗読が入りますが、古い民謡から現代の作品まで素晴らしい演奏が聴かれるアルバムです。


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