メイソン・ジョ−ンズ
カンビーニ/管楽五重奏曲/ロッシーニ/四声のソナタ(1963〜65) |
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CD(Sony Classical 19658813262)12枚組
フィラデルフィア木管五重奏団/室内楽作品コレクション
CD10/イタリアの木管合奏曲集
1.ヴィヴァルディ/室内協奏曲ト短調 RV.103
2.カンビーニ/管楽五重奏曲第3番ヘ長調
3.ロッシーニ/四声のソナタ第4番変ロ長調
4.ポンキエッリ/ピアノ伴奏付き管楽四重奏曲
変ロ長調 Op.110
フィラデルフィア木管五重奏団
マレイ・パニッツ(フルート)(1〜4)
ジョン・デ・ランシー(オーボエ)(1、2&4)
アンソニー・ジリオッティ(クラリネット)(2〜4)
ドナルド・モンタナロ(クラリネット)(4)
メイソン・ジョーンズ(ホルン)(2&3)
バーナード・ガーフィールド(ファゴット)(1〜3)
アントニー・ディ・ボナヴェントゥーラ(ピアノ)(4)
録音 1964年2月25日(1)
1964年6月9日(2)
1963年4月16日(3)
1965年4月29日(4)
フィラデルフィア木管五重奏団の室内楽作品コレクションのCD10になります。
ヴィヴァルディの室内協奏曲ト短調はフルート、オーボエとファゴットの三重奏です。3つの楽章で構成されています。第1楽章のアレグロ・マ・カンタービレはオーボエとフルートがきれいな主題を歌います。ファゴットの対旋律のような演奏も素晴らしいです。第2楽章のラルゴはオーボエとフルートがファゴットの音に乗ってきれいに歌います。ファゴットの響きは素晴らしいです。第3楽章のアレグロ・ノン・モルトは3つの楽器が楽しそうに歌います。ヴィヴァルディの音楽の美しさを感じます。フルートが華やかに響きます。
カンビーニの管楽五重奏曲第3番ヘ長調は3つの楽章で構成されています。第1楽章のアレグロ・マエストーソは木管とホルンがきれいに始まります。ジョーンズのホルンがきれいに響きます。フルートやオーボエもきれいに響きます。クラリネットやファゴットも良い響きです。ホルンやファゴットのソロもきれいです。第2楽章のラルゲット・ソステヌートは各楽器がソロを演奏しますのできれいです。ホルンやファゴットも良い響きです。第3楽章のロンドはアレグロ・コン・ブリオ、ホルンとファゴットが明るく響きます。そしてオーボエ、フルートやクラリネットが明るく賑やかに歌います。良い演奏です。
ロッシーニの四声のソナタ第4番変ロ長調はフルート、クラリネット、ホルンとファゴットのために編曲されています。3つの楽章で構成されています。第1楽章のアレグロ・ヴィヴァーチェはフルートのきれいな響きに始まります。そしてクラリネットやファゴットも歌います。ホルンも良い響きです。やがてホルンとファゴットのソロもあります。きれいな演奏です。第2楽章のアンダンテはファゴットに始まり、他の楽器が受けていきます。ホルンのソロもきれいです。フルートやクラリネットも良い響きです。第3楽章のロンドはアレグレットです。クラリネットとフルートがきれいな主題を歌います。ホルンとファゴットも良い響きです。これも良い演奏です。
ポンキエッリのピアノ伴奏付き管楽四重奏曲変ロ長調はフルート、オーボエ、2本のクラリネットとピアノのための作品です。単一楽章の作品ですが、速度の変化はあります。ピアノに始まって、やがて木管がきれいに響きます。フルートやクラリネットがきれいに響きます。やがてテンポアップして華麗な響きの木管になります。ピアノソロの部分もあります。すぐにフルートのきれいな歌がオーボエと共に入ります。クラリネットのソロもきれいです。中間部にはピアノによるスケルツォのような演奏もあります。フルートやクラリネットの演奏が素晴らしい響きです。後半にはオーボエ・ソナタのようなきれいな演奏もあります。これは素晴らしい演奏です。 |
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