シャオ=ミン・ハン

ベアセン/ホルン、弦楽とティンパニのためのセレナード
CD(cpo 999 578−2)

ホーカン・ベアセン/作品集
1.交響曲第1番ハ短調Op3(1901)
.ホルン、弦楽とティンパニのための
          セレナード(1944)
3.弦楽のための北欧民謡集
  シャオミン・ハン(ホルン)(2)
  オレ・シュミット指揮
   ザールブリュッケン放送交響楽団
    録音 1998年1月19〜23日

 ホーカン・ベアセン(1876〜1954)はデンマークの作曲家です。作風はシベリウス、ニールセン、グリーグらに似ており、交響曲第1番は19世紀の音楽の流れを受け継ぐものです。大変美しい曲です。
 ホルン、弦楽とティンパニのためのセレナードは弦楽とホルンの中にティンパニの重みを加えた作品です。セレナードとはいってもホルン協奏曲と同じで3つの楽章からできています。1944年の作ですが、ロマンティックな作品でホルンは正調の奏法で演奏しており20世紀の作品としてはオトマール・シェックやマルコム・アーノルドと並ぶ名作です。ャオミン・ハンの演奏は素晴らしくその演奏に聞き惚れてしまいます。
 弦楽のための北欧民謡集は3曲からなる作品です。第1曲「氷河」、第2曲「野外の踊り」、第3曲「フェロー諸島巡り」となっており、アイスランドとその近くのフェロー諸島の民謡をもとに作られたようです。グリーグの「ホルベルグ組曲」を思わせる美しい作品です。


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