ノルベルト・ハウプトマン

ブラームス/ホルン三重奏曲変ホ長調
CD(DGG PROC-1609/10)

ブラームス/三重奏曲集
CD1
1.ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op8
2.ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op87
CD2
3.ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op101
4.ホルン三重奏曲変ホ長調Op40
5.クラリネット三重奏曲イ短調Op114

  タマーシュ・ヴァーシャーリ(ピアノ)(1〜5)
  トーマス・ブランディス(ヴァイオリン)(1〜4)
  オトマール・ボルヴィツキー(チェロ)(1〜3&5)
  ノルベルト・ハウプトマン(ホルン)(4)
  カール・ライスター(クラリネット)(5)
  録音 1981年9月24〜26日(1&3)
      1981年3月9〜11日(2)
      1981年11月12&13日(4)
      1981年11月13&14日(5)

 ヴァーシャーリ以外はベルリン・フィルのメンバーによる演奏です。
 ピアノ三重奏曲第1番は初期の作品で美しい響きが聴きどころ。第2番にでは壮大な音楽が第1番との年月の差を感じます。チェロの活躍が著しくチェロ・ソナタを彷彿させます。
 ピアノ三重奏曲第3番も素晴らしい演奏で、ピアノに重きを置いたようなピアノ五重奏曲を思い出させるブラームス独特の響きになっています。感動的な演奏です。
 ハウプトマンのブラームスはやや速めのテンポで大変きれいな響きです。イエス・キリスト教会での録音ということで大変きれいに響いています。ブランディス、ヴァーシャーリとの息もぴったりで、バランスもよく、しかも音楽に勢いが感じられます。第2楽章と第4楽章の速いテンポはまさにベルリン・フィルの演奏です。これはまさに絶品演奏。
 ライスターのクラリネット三重奏曲が素晴らしいことはいうまでもないでしょう。ブラームス晩年の傑作のひとつを極めて完成度の高い演奏、緊張感のあるものにしています。


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