ローラント・ホルヴァート
ホルンとハープのための音楽第1集/J・シュトラウス/ロマンス第1番、他 |
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CD(ARICORD CDA-10101)
ホルンとハープのための音楽第1集
1.ハッセルマン/憂鬱なセレナードOp45
2.ワーグナー/夕星の歌〜「タンホイザー」から
3.トゥルニエ/前奏曲変ホ長調Op16
4.J・シュトラウスU世/ロマンス第1番ニ短調
5.ドビュッシー/アラベスク第1番
6.ウンデラー/森の朝の夢
7.ハッセルマン/夢
8.ディーター・アンゲラー/エレジーOp59
9.デイヴィッド・ワトキンス/火の踊り
10.マスカーニ/シチリアーナ
〜「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
11.ジョン・トーマス/吟遊詩人の祖国への別れの歌
12.ストラデッラ/教会のアリア
13.カベソン/パヴァーヌと変奏曲
14.コンコーネ/アンダンテ ハ長調
15.ジョン・ペアリー/ソナタ ニ長調
16.モーツァルト/アンダンテ・グラチオーソK331
17.グリンカ/モーツァルトの主題による変奏曲
ローラント・ホルヴァート(ウィンナホルン)
(2、4、6、8、10、12、14&16)
ユリア・レート(ハープ)(1〜17)
録音 2000年頃
ローラント・ホルヴァートによるホルンとハープのための音楽第1集です。
アルフォンス・ハッセルマン(1845〜1912)はパリ音楽院のハープ教授で、ハープ作品を多く残しています。憂鬱なセレナードは「3つのやさしい即興曲」の第1曲です。
ワーグナーの歌劇「タンホイザー」から「夕星の歌」がホルンで歌われています。短いバリトンのアリアですが、ホルンで聴くのもいいものです。
マルセル・トゥルニエ(1879〜1951)はハッセルマンの教えを受け、ハッセルマン亡き後はパリ音楽院でハープの教授ををしていました。前奏曲は美しい小品です。
J・シュトラウスの「ロマンス第1番ニ短調」はチェロのための2つのロマンスの第1曲です。第2番「甘い涙」はオルガン伴奏で録音しています。この1番はハープで始まると大変優雅な響きです。ホルンは短調の曲だけに嘆きの歌のように聞こえてきます。この作品はホルンがよく合います。
ドビュッシーの「アラベスク第1番」は「ピアノのための2つのアラベスク」の1曲です。ハープでも演奏されます。このハープの響きが大変きれいです。
ウンデラーの「森の朝の夢」はホルヴァートがピアノ版でも録音していますが、このハープ伴奏の美しさは絶品です。ハッセルマンの「夢」はハープのための小品。アルペジオが魅力的です。
アンゲラーの「エレジー」はホルンによるエレジーです。ホルヴァートの嘆きの歌が素晴らしい。ワトキンスの「火の踊り」はハープ独奏の作品。勢いのある作品です。
マスカーニの「シチリアーナ」は歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」の中の1曲です。ホルンで歌われています。トーマスの「吟遊詩人の祖国への別れの歌」はハープのために書かれています。大変美しい曲で魅力あふれる作品です。
ストラデッラの「教会のアリア」は有名な作品で、これはホルンで歌われています。カベソンの「パヴァーヌと変奏曲」はハープのための作品です。
ジュゼッペ・コンコーネの「アンダンテ」はホルンで穏やかに始まって、やがて快活な部分になります。ジョン・ペアリーの「ソナタ」は3つの楽章から構成されるハープ・ソナタです。第1楽章:アレグロの勢いのある演奏は魅力的です。
モーツァルトの「アンダンテ・グラチオーソ」はピアノ・ソナタK331の第1楽章を編曲したものです。ホルンとハープが主題を演奏します。
グリンカの「モーツァルトの主題による変奏曲」はハープの作品では有名な作品です。7分ほどの曲でハープの響きの美しさを存分に味わえます。 |
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