ローラント・ホルヴァート

ホルンとピアノのための音楽第9集/J・シュトラウス/「芸術家の生涯」他
CD(ARICORD CDA-10907)

ホルンとピアノのための音楽第9集
1.モーツァルト/アリア
「わが感謝をうけたまえ、やさしき保護者よ」K383
2.べートーヴェン/エリーゼのために
3.ウンデラー/森の朝の夢
4.シューベルト/ドイツ舞曲Op33
5.フォーレ/祈りながら
6.リスト/演奏会用練習曲第3番「ため息」
7.リュンデナウアー/冬の森で
8.   〃  /霜
9.スクリャービン/ノクターンOp9-2
10.ヨゼフ・シュトラウス/「夜の陰影」Op229
11.J・シュトラウスU世/「芸術家の生涯」Op316
12.アブ・バクル・ハイラ/メロディ
13.J・シュトラウスU世/ゴンドラの歌
           〜「ヴェネチアの一夜」から
14.   〃    /美しく青きドナウOp314

  ローラント・ホルヴァート(ウィンナホルン)
     (1、3、5、7、8、10、11、13&14)
  ヨハンナ・ホーニー・ノイマン(ピアノ)(1〜14) 
  録音 2005〜6年

 ローラント・ホルヴァートによるホルンとピアノのための音楽第9集です。
 モーツァルトの「わが感謝をうけたまえ、やさしき保護者よ」は演奏会用アリアでソプラノのための作品です。これをホルンで歌っています。
 べートーヴェンの「エリーゼのために」はピアノ曲の代表みたいな作品です。ウンデラーの「森の朝の夢」はホルンのための作品です。狩の音楽のひとつと言ってもよいでしょう。
 シューベルトのドイツ舞曲Op33は数多いピアノのドイツ舞曲の中の1曲です。フォーレの「祈りながら」は歌曲です。ホルンで穏やかに歌います。
 リストの「ため息」は3つの演奏会用練習曲の第3番変ニ長調です。リストのピアノ作品のなかでも有名な曲のひとつです。
 マインハルト・リュンデナウアーの「冬の森で」と「霜」はホルンとピアノのための作品です。寒々とした風景を感じさせる音楽です。
 スクリャービンのノクターンOp9-2は「2つの左手のための小品Op9」の第2曲です。スクリャービンが右手の指を痛めたときに左手だけで弾けるように作曲したそうです。
 ヨゼフ・シュトラウス/ポルカ・マズルカ「夜の陰影」はホルンとピアノで演奏されています。夜の雰囲気を感じさせる音楽です。
 J・シュトラウスU世の「芸術家の生涯」は有名なワルツです。ホルンとピアノだけで演奏するのはホルヴァートくらいでしょう。ウィーンの香り豊かな音楽になっています。
 アブ・バクル・ハイラ(1910〜1963)の「メロディ」はピアノ独奏で演奏されています。J・シュトラウスU世の「ゴンドラの歌」はオペレッタ「ヴェネチアの一夜」で歌われる1曲です。ホルンとピアノでゆったりと歌われています。
 最後の「美しく青きドナウ」は毎年のウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサートでアンコール曲になっていますので馴染み深いです。ウィンナホルンでドナウ川の雄大さと深さを表現しています。ホルヴァートはブルッカーのピアノでもこの曲を録音していました。


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