デニス・ブレイン

モーツァルト/ホルン協奏曲第2番、ディヴェルティメント第11番他
CD(オーパス蔵 OPK-7069)

デニス・ブレイン/モーツァルトを吹く
1.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
2.セレナード第11番変ホ長調K375
3.ディヴェルティメント第15番変ロ長調K287

  デニス・ブレイン(ホルン)(1〜3)
  ワルター・ジュスキント指揮(1)
  カール・ハース指揮(2)
  ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮(3)
  フィルハーモニア管弦楽団(1&3)
  ロンドン・バロック・アンサンブル(2)
 録音 1946年3月27日((1)
     1952年1月3&4日(2)
     1952年4月28日&5月2日
      &1955年5月28日(3)

 オーパス蔵がLPから復刻したブレインの演奏したモーツァルトです。ホルン協奏曲第2番は1946年のSP録音ですがこのアルバムではLPへの復刻から音源をとっています。その音質は低音がしっかり響く見事な復刻です。この2番はたくさんのCDで発売されていますがこのアルバムはLPの音質をしっかり捕らえたもので、ブレインの美しいホルンの演奏だけでなくフィルハーモニアの弦の厚みも再生した素晴らしいものです。
 セレナード第11番変ホ長調はカール・ハース指揮のロンドン・バロック・アンサンブルの演奏です。ホルンのトップをブレインが吹いています。この録音はブレインの13枚組BOXでは「アダージョとアレグロ」のみが収録されていて全曲はこのアルバムでようやく聴けるようになりました。第2楽章と第4楽章のメヌエットではブレインのきれいなホルンが印象的です。
 ディヴェルティメント第15番変ロ長調はカラヤンが得意としていた曲で録音はこのフィルハーモニア盤が最初で、ベルリン・フィルとは1965年と1987年にスタジオ録音していました。フィルハーモニアではブレイン、ベルリン・フィルではザイフェルトという名手を得て名演奏を繰り広げていました。このフィルハーモニア盤は弦楽の緻密な演奏が素晴らしく、その中にブレインとセカンドはおそらくニール・サンダースと思われますが実に素晴らしい2つのホルンが響きます。名盤中の名盤です。


トップへ
戻る
前へ
次へ