デイル・クレヴェンジャー

モーツァルト/ホルン協奏曲第3番(1981)

CD1(DGG 415 104−2)
CD2(DGG B0000025−02)

 1.モーツァルト/ホルン協奏曲第3番
 2.  〃    /ファゴット協奏曲変ロ長調
 3.  〃    /オーボエ協奏曲ハ長調
 4.ハイドン/トランペット協奏曲変ホ長調
   デイル・クレヴェンジャー(ホルン)(1)
   ウィラード・エリオット(ファゴット)(2)
   レイ・スティル(オーボエ)(3)
   アドルフ・ハーセス(トランペット)(4)
  クラウディオ・アバド/シカゴ交響楽団
    録音 1981年2月(1&2)
        1983年3月(3)
        1984年2月(4)
CD2 シカゴ響の首席奏者たち
 1.モーツァルト/オーボエ協奏曲ハ長調
 2.ハイドン/トランペット協奏曲変ホ長調
 3.モーツァルト/ホルン協奏曲第3番
 4.シューマン/コンツェルトシュテュック
 5.モーツァルト/ファゴット協奏曲変ロ長調
 6.ヴォーン=ウィリアムス/テューバ協奏曲
 7.ブリテン/セレナードOp31
 8.ラヴェル/ボレロ
   レイ・スティル(オーボエ)(1)
  アドルフ・ハーセス(トランペット)(2)
 デイル・クレヴェンジャー(ホルン)(3、4&7)
  リチャード・オルドバーグ(第2ホルン)(4)
  トマス・ハウェル(第3ホルン)(4)
  ノーマン・シュヴァイカート(第4ホルン)(4)
  ウィラード・エリオット(ファゴット)(5)
  アーノルド・ジェイコブス(テューバ)(6)
  ロバート・ティアー(テノール)(7) 
  クラウディオ・アバド指揮(1〜3&5)
  ダニエル・バレンボイム指揮(4&6)
  カルロ・マリア・ジュリーニ指揮(7)
  サー・ゲオルグ・ショルティ指揮(8)
       シカゴ交響楽団
  録音 1983年3月(1) 1984年2月(2)
    1981年2月(3&5)1977年3月(4&6)
    1977年4月9日(7)1976年5月(8)

  CD1はシカゴの名物男たちの揃い踏みといった感じの録音です。
 ここではクレヴェンジャーのまろやかな音が聞かれます。録音のせいでしょうか、とても穏やかなモーツァルトです。タックウェルのような響きも感じられ、きれいな演奏です。
 ファゴットもいいですが、それよりもスティルのオーボエは聞き物です。装飾音を随所にいれた華やかな演奏です。
 ハーセスは1921年生まれで、1948年から50年間シカゴの首席をつとめた達人です。マーラーの5番をいつも吹いていたのを思い出します。ハイドンの協奏曲は64歳の録音でしたが、ほぼ唯一のソロ録音です。凄い演奏です。
 CD2はCD1にバレンボイム指揮でシューマンのンツェルトシュテュックとヴォーン=ウィリムスのテューバ協奏曲、ジュリーニ指揮のブリテン、そして最後にショルティのボレロが収録されています。ボレロはソリスト達の腕の見せ所です。贅沢なプログラムです。


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