ハンスイェルク・アンゲラー

ヒンデミット/4本のホルンのためのソナタ、他
CD(KOCH SCHWANN 3−1535−2)

ホルン・アンサンブル
1.ヒンデミット/4本のホルンのためのソナタ
2.エンゲル/12本のホルンのための活動写真
3.ピルヒナー/ホルン四重奏曲「Born for Horn」
4.チェレプニン/4本のホルンの為の6つの小品
5.シュヴェルツィク/ホルンポスティルOp46
      〜4本のホルンのための4つの小品
6.エーダー/イントラーダ〜16本のホルンの為の

  マルティン・ブランベック(ホルン)(1〜6)
  ヘルヴィッヒ・モルシャー(ホルン)(1、2&4〜6)
  マルクス・フェルシャー(ホルン)(1〜6)
  クリストフ・ヴァルダー(ホルン)(1〜6)
  ハンスイェルク・アンゲラー(ホルン)(3)
  ハンスイェルク・アンゲラー指揮
  モーツァルテウム音楽院ホルン・アンサンブル
           (2&6)
    録音 1993年

 これはアンゲラーの指揮するモーツァルテウム音楽院ホルン・アンサンブルの演奏です。アンゲラーはピルヒナーの作品だけ演奏しています。
 このアンサンブルは17名のメンバーからなっています。6のイントラーダはアンゲラーを除く16人で演奏しています。また2のエンゲルの作品は12本のホルンで演奏されます。
 ヒンデミットの4本のホルンのためのソナタは良い響きのアンサンブルです。エンゲルの「12本のホルンのための活動写真」はナチュラルホルンのための作品ですが、この録音ではモダンホルンを使っています。それでもミュートやゲシュトップ音を使いながら表現しています。
 ピルヒナーのホルン四重奏曲「Born for Horn」は1990年のホルン・カルテット・コンクールのために作曲されています。6つの小品からなる組曲ですが、途中に奇声が聞こえてきますので面白いです。
 チェレプニンの4本のホルンの為の6つの小品はおなじみの作品で、第3曲「狩り」は特に印象に残る名曲ですが、この演奏は調和のとれた素晴らしいアンサンブルです。
 シュヴェルツィクの「ホルンポスティル」は4つの小品です。第1曲の激しいリズムと不協和音は聞く者を圧倒してくれます。ミュートを使うので音色は多彩です。第4曲も難曲でこの演奏の素晴らしさはまた聞きもの。
 エーダーのイントラーダは16本のホルンの壮大な響きが凄いです。オルガンの響きのようにも聞こえてきます。


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