ラデク・バボラーク
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CD(PRAGA Digitals PRD250 167)
シューマン/室内楽作品集
1.アンダンテと変奏曲WoO.10
2台のピアノ、2つのチェロとホルンのための
2.5つの民謡風小品Op102〜チェロとピアノのための
3.アダージョとアレグロOp70
〜ホルンとピアノのための
4.幻想小曲集Op88〜ピアノ三重奏のための
プラハ・ピアノ・デュオ(1)
ヴラディミラ・クランスカ(ホルン)(1)
ヴラダン・コチー(チェロ)(1)
シモナ・ヘチョヴァ(チェロ)(1)
プラハ・ガルネリ・トリオ
イヴァン・クランスキ(ピアノ)(2〜4)
チェニェク・パヴリーク(ヴァイオリン)(4)
マレク・イエリエ(チェロ)(2&4)
ラデク・バボラーク(ホルン)(3)
録音 2001年5月19日(1)
2001年12月1&2日(2&4)
2001年12月6日(3)
チェコの演奏家によるシューマンの室内楽です。アンダンテと変奏曲は1843年の作品で2台のピアノ、2つのチェロとホルンのために書かれていましたが、後に2台のピアノのために編曲(Op46)されていました。この原曲のほうもも作品番号46で発売されていますが、このアルバムでは原曲としてWoO.10の番号が与えられています。楽譜は他の録音と同じです。ここではヴラディミラ・クランスカがホルンをダイナミックに吹いています。作品の中ではホルンの目立つところが少ないですが、クランスカは出番になると思い切り吹いています。
5つの民謡風小品Op102はチェロとピアノのための作品で幻想小曲集Op73とは違ってチェロのためのオリジナル作品です。大変きれいな小品が5曲演奏されます。
アダージョとアレグロOp70はホルンとピアノのための作品ですがチェロやオーボエでも演奏できるようになっています。ここではラデク・バボラークがホルンを吹いています。バボラークのホルンはやわらかできれいな響きを出していますので重みはないのですがふくよかな音が印象的です。さらりとしたアダージョと軽やかなアレグロはバボラークらしいです。2006年にも録音していますが、ほぼ同じような演奏です。どちらもプラハのドモヴィナ・スタジオ出の録音。
ピアノ三重奏のための幻想小曲集Op88は1942年の作品で3つのピアノ三重奏曲の前に作曲されています。第1楽章:ロマンス、第2楽章:フモレスケ、第3楽章:デュエット、第4楽章:フィナーレの4つの楽章で構成されています。この作品はピアノ五重奏曲が書かれた年に作曲されており、室内楽作品に力を入れていた時期だけに完成度の高い作品です。 |
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