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ラデク・バボラーク
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ＣＤ（ＥＭＩ ＴＯＣＥ−５５７６０）
ブリテン歌曲集
１．イリュミナシオンＯｐ１８〜テノールと弦楽
２．セレナードＯｐ３１〜テノール、ホルンと弦楽
３．夜想曲Ｏｐ６０〜テノールと管弦楽
イアン・ボストリッジ（テノール）（１〜３）
ラデク・バボラーク（ホルン）（２＆３）
サー・サイモン・ラットル指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音 ２００５年４月４、９＆１０日
このＣＤはボストリッジの歌曲集として売り出されており、バボラークの影はなぜか薄いです。探すときもブリテン歌曲集でやっと見つけました。新録音のセレナードは売り出し中のバボラークのホルンで、ベルリン・フィル初のセレナードになりました。
ラットルの指揮はベルリン・フィルの弦楽セクションを自在に操り、イリュミナシオンもセレナードも素晴らしい演奏です。「セレナード」はバボラークのゆったりとした「プロローグ」がきれいです。第３曲「夜想曲」の弦楽の響きは絶品です。バボラークの枯れた響きのホルンは聴くほどにこのセレナードの雰囲気に合うことに驚きます。最初は合わないと思いましたが、聴くほどに違和感のないもので、ビヴラートの少ないホルンはイギリスの音楽によく合います。第６曲「賛歌」はそのタンギングの鮮やかさがブレインを思い出させます。表現力は素場らしく新たな魅力を発見します。
このアルバムではボストリッジの歌唱の素晴らしさに驚きます。イリュミナシオンの演奏ではより一層楽しめるでしょう。 「夜想曲」ではバボラークのホルンが第４曲で響きます。ボストリッジのテノールはピアーズを彷彿させる名唱です。 |
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