デニス・ブレイン

モーツァルト/3番、ブリテン/セレナード(1953)ライヴ
CD(BBC BBCL4192−2)

1.モーツァルト/ホルン協奏曲第3番変ホ長調
2.ブリテン/セレナードOp31
3.シューマン/アダージョとアレグロOp70
4.モーツァルト/ディヴェルティメント第14番より
5.ミヨー/ルネ王の暖炉より
6.フリッカー/木管五重奏曲Op5
  デニス・ブレイン(ホルン)(1〜6)
  サージェント/BBC交響楽団(1)
  ピーター・ピアーズ(テノール)(2)
  ホリングズワース/BBC交響楽団(2)
  ベンジャミン・ブリテン(ピアノ)(3)
  デニス・ブレイン木管五重奏団(4〜6)
   録音 1953年7月30日(1&2)
       1956年6月21日(3)
       1956年6月19日(4&5)
       1957年8月24日(6)

 2006年になって新たに発売されたまさに掘り出し物の録音です。モーツァルトの3番には1953年5月にドイツで演奏されたライヴ録音があり、こちらはロイヤル・アルバートホールでのライヴです。3番の演奏としては5月6日のロスバウト盤のほうが全体のできは良いと思います。しかしながらブレインの音は同じでした。
 ブレインのホルンでセレナードのライヴ録音があればと誰でも思うはずですが、それが現実に聞かれるようになったことは素晴らしいことです。ほとんど完璧な演奏でした。グーセンス盤ほど完璧ではありませんが、ライヴでこれほど見事に吹いてくれたら満足です。ピアーズの名唱も素晴らしいです。
 アダージョとアレグロのライヴも初登場です。ブリテンとの息もピッタリです。モーツァルトのディヴェルティメントとミヨーはBBCスタジオでの録音。また初登場のフリッカーの五重奏曲はブレイン最後の録音となりました。同じ日の演奏では、マリピエロ、デュカスのヴィラネル、マラン・マレの「ル・バスク」がすでに何度も発売されています。


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