リュク・ベルジェ
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CD(FUGA LIBELA FUG 550)
ピリオド楽器によるベルギーのロマン派音楽
1.メンガル/6本のホルンと2本のトロンボーンの
ための大八重奏曲
2.デュボワ/クロマティックホルンのための八重奏曲
リュク・ベルジェ(ナチュラル・ホルン)(1)
〃 (B管ホルン)(2)
ジェロエン・ビリエ(ナチュラルホルン)(1)
〃 (B管ホルン)(2)
バート・サイパー(ナチュラルホルン)(1)
〃 (F管ホルン)(2)
ヨハン・ファン・ネステ(ナチュラルホルン)(1)
マーク・デ・メーリエ(ナチュラルホルン)(1)
〃 (F管2ピストンホルン)(2)
フランク・クラリス(ナチュラルホルン)(1)
〃 (F管ホルン)(2)
ミーク・ラフォース(F管ホルン)(2)
バート・インデヴュース(F管ホルン)(2)
ベート・ヴァンデルヘーフ(F管ホルン)(2)
ギュンター・カーリエ(トロンボーン)(1)
ヨースト・スウィンケル(トロンボーン)(1)
録音 2007年6月25&26日(1)
2007年6月28&29日(2)
リュク・ベルジェはベルギーのホルン奏者です。バウマンに師事しておりナチュラルホルンの名手でもあります。このアルバムでは歴史的な ホルンを吹いて録音したホルン・アンサンブルで、その音色の良さに注目です。
マルタン=ジョゼフ・メンガル(1784〜1851)はベルギーの作曲家でパリ音楽院で学んでいます。6本のホルンと2本のトロンボーンのための大八重奏曲はナチュラルホルンとトロンボーンのための作品で6つの楽章で構成されています。使用しているホルンはラウーやクルトワのナチュラルホルンやそのコピーです。トロンボーンはホフマイスター1800年のオリジナルを使用しています。メンガルの作品は和音を大切にしたものでオルガンのような響きになっています。低音に厚みを与えるトロンボーンの役割も大きく張りのある響きは柔らかなホルンと調和がとれて良い響きになっています。6つの楽章を通じてナチュラルホルンとは思えない響きに癒されます。
レオン・デュボワ(1859〜1935)もベルギーの作曲家です。クロマティックホルンのための八重奏曲は1895年の作品でこちらはすでにホルンは改良されたヴァルブ付ホルンで演奏されています。ここではブリュッセルのガントワ・モデルやリエージュワ・モデルのピストン・ホルンを使用しています。その中には珍しい2本ピストンのホルンが1本使われています。作品はアレグレット/アンダンテ/アレグレットの3つの楽章で構成されています。ロマンティックな作品でホルン・アンサンブルの素晴らしい響きはドイツやボヘミアの作品同様に美しいものです。8本のホルンのための作品としてたくさん演奏されることでしょう。 |
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