福川　伸陽

福川伸陽 with ジャパンホルンサウンド（２０２３）

ＣＤ（KING RECORDS KICC-1615)

ホルン・アンサンブル
１．大野雄二／挾間美帆編／ルパン三世のテーマ'78
２．アルフレット・リード／小林健太郎編／
　　　エル・カミーノ・レアル
３．久石譲／大橋晃一編／組曲「天空の城ラピュタ」
　　天空の城ラピュタ/ハトと少年/
　　空から降ってきた少女(君をのせて)
４．シベリウス／庄司燦編／
　　　交響詩「フィンランディア」
５．アンドルー・ロイド・ウェバー／大橋晃一編／
　　　ミュージカル「オペラ座の怪人」セレクション
６．ピアソラ／大橋晃一編／リベルタンゴ

福川伸陽 with ジャパンホルンサウンド
　福川　伸陽（ホルン）
　五十畑　勉（東京都交響楽団）
　今井　仁志（ＮＨＫ交響楽団／首席）
　上里　友二（読売日本交響楽団）
　上間　善之（東京交響楽団／首席）
　大森　啓史（千葉交響楽団）
　勝俣　泰　（ＮＨＫ交響楽団）
　熊井　優　（神奈川フィルハーモニー）
　西條　貴人（東京都交響楽団／首席）
　鈴木　優　（東京都交響楽団）
　高橋　臣宜（東京フィルハーモニー／首席）
　竹村　淳司（群馬交響楽団／首席）
　谷　あかね（東京シティ・フィルハーモニック）
　田場　英子（東京フィルハーモニー）
　日橋　辰朗（読売日本交響楽団／首席）
　信末　碩才（日本フィルハーモニー／首席）
　野見山和子（ＮＨＫ交響楽団）
　坂東　裕香（神奈川フィルハーモニー／首席）
　藤田麻理絵（新日本フィルハーモニー）
　村中　美菜（日本フィルハーモニー）
　栁谷　信　（富士山静岡交響楽団／首席）
　新居由佳梨（ピアノ）（１、３、５＆６）
　和田孝訓（パーカッション）（東フィル）
　録音　２０２３年１２月２３～２５日
　　キング関口台スタジオ

　ホルン奏者福川伸陽が創設したホルンアンサンブルのジャパンホルンサウンドによる演奏です。日本の名手が揃いました。ピアノと打楽器が入ります。
　大野雄二作曲の「ルパン三世のテーマ'78」は挾間美帆の編曲です。８本のホルンとピアノと打楽器による演奏です。冒頭からホルンとパーカッションが賑やかです。ピアノも響きます。ホルンアンサンブルのダイナミックな響きです。ソロホルンもきれいに演奏しています。見事な演奏です。
　アルフレット・リード作曲の「エル・カミーノ・レアル」は小林健太郎の編曲です。１０本のホルンと打楽器による演奏です。速いテンポの演奏です。ホルンの素晴らしい響きが流れます。ティンパニも良い響きです。ホルンのソロもきれいです。終結部の打楽器の響きもきれいです。ホルンの演奏も素晴らしい響きです。
　久石譲作曲の組曲「天空の城ラピュタ」は大橋晃一の編曲です。１２本のホルンとピアノと打楽器による演奏です。３つの曲で構成されています。第１曲「天空の城ラピュタ」はピアノと共にホルンのソロが始まります。すぐにアンサンブルが始まります。パーカッションが入ってこれもきれいな演奏です。ピアノもよい響きです。第２曲「ハトと少年」は静かに始まって、やがてホルンのソロが聴かれます。そしてデュオにもなります。これは見事な演奏です。ティンパニも良い響きです。第３曲「空から降ってきた少女(君をのせて)」はピアノに始まって、ホルンと打楽器が演奏を始めます。きれいな演奏です。
　シベリウスの交響詩「フィンランディア」は庄司燦の編曲です。８本のホルンと打楽器による演奏です。冒頭は素晴らしい響きです。ティンパニも良い響きです。そして木管や弦楽の部分もホルンで演奏しますので大変です。そこにティンパニが入りますので盛り上がります。中間部のホルンの響きも素晴らしいです。後半のホルンも素晴らしい響きです。終結部の演奏も素晴らしい響きです。ホルンとティンパニでここまで演奏できるとは凄いです。見事な演奏です。
　アンドルー・ロイド・ウェバーのミュージカル「オペラ座の怪人」セレクションは大橋晃一の編曲です。１６本のホルンとピアノと打楽器による演奏です。７つの曲で構成されています。第１曲「序曲」は素晴らしい響きです。ホルンとピアノと打楽器による演奏です。第２曲「Think of Me」はピアノと共にホルンのソロに始まります。そしてホルンのアンサンブルになります。ソロもきれいです。第３曲「Angel of Music」もホルンのソロに始まります。やがてアンサンブルになります。きれいな演奏です。第４曲「Masquerade」はピアノとホルンのソロに始まります。すぐにアンサンブルになってティンパニも入ります。第５曲「All I Ask of You」はピアノに始まって、やがてホルンアンサンブルが響きます。きれいな演奏です。ティンパニも良い響きです。第６曲「The Music of Night」はきれいなホルンに始まります。夜の音楽ですね。やがてティンパニも入って大きな響きになります。見事な演奏です。後半ではソロもきれいです。第７曲「The Phantom of the Opera」はティンパニも入って見事な演奏に始まります。フィナーレのようです。素晴らしい響きです。
　アストル・ピアソラの「リベルタンゴ」は大橋晃一の編曲です。４本のホルンとピアノと打楽器による演奏です。福川のホルンがきれいに響きます。それにしても見事な演奏です。ホルン四重奏とピアノと打楽器が素晴らしい響きです。