メイソン・ジョ−ンズ
ヤナーチェク/コンチェルティ−ノ /組曲「青春」(1954) |
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CD(Sony Classical 19658813262)12枚組
フィラデルフィア木管五重奏団/室内楽作品コレクション
CD2
1.ヤナーチェク/コンチェルティ−ノ JW VII/11
2.ヤナーチェク/組曲「青春」
フィラデルフィア木管五重奏団
メイソン・ジョーンズ(ホルン)(1&2)
ウィリアム・キンケイド(フルート)(2)
ジョン・デ・ランシー(オーボエ)(2)
アンソニー・ジリオッティ(クラリネット)(1&2)
ソル・シェーンバッハ(ファゴット)(1&2)
ルドルフ・フィルクシュニー(ピアノ)(1)
ジェイコブ・クラチマルニック(ヴァイオリン)(1)
デイヴィッド・マディソン(ヴァイオリン)(1)
サミュエル・リフシー(ヴィオラ)(1)
レオン・レスター(バス・クラリネット)(2)
録音 1954年6月23日(1)
1954年5月17日(2)
フィラデルフィア木管五重奏団の室内楽作品コレクションのCD2になります。
ヤナーチェクの「コンチェルティーノ」は2つのヴァイオリン、ヴィオラ、クラリネット、ホルン、ファゴットとピアノのための作品です。4つの楽章で構成されていて全員の演奏は第3、第4楽章だけです。第1楽章の「モデラート」はホルンとピアノで演奏されます。単調な主題と動きのある主題があります。ジョーンズのホルンは明るい響きで大変きれいな演奏です。後半は勢いがあります。ホルンのために書かれて見事な演奏です。ピアノのフィルクシュニーの演奏もよい響きです。第2楽章の「ピュー・モッソ」はクラリネットとピアノのデュオです。アンソニー・ジリオッティのクラリネットが華やかで忙しく歌います。ピアノも大変素晴らしい響きです。ホールによく響きます。第3楽章の「コン・モト」は全員の演奏になりますが、ピアノとヴァイオリンが目立ちます。ホルンはほとんど和音になります。クラリネットが良い響きです。第4楽章の「アレグロ」も全員の演奏です。ピアノの響きに圧倒されますが、ホルンとファゴットのフレーズも聞こえます。ヤナーチェクの素晴らしい作品のひとつです。
ヤナーチェクの組曲「青春」は木管五重奏にバス・クラリネットが加わった六重奏です。4つの楽章で構成されています。第1楽章の「アレグロ」は木管楽器が元気に行進するような勢いです。ホルンが応援します。ジョーンズの吹くホルンは明るく力強いです。フルートやオーボエも良い響きです。クラリネットも大変素晴らしい響きです。第2楽章の「アンダンテ・ソステヌート」は哀し気な足取りで歩くような音楽です。バスクラリネットが良い響きです。穏やかなホルンやファゴットも大変きれいです。「青春」にはいろいろな道があります。第3楽章の「ヴィヴァーチェ」は元気そのものです。オーボエやピッコロ、フルートの元気な姿をホルンやファゴットが追いかけます。きれいな演奏です。第4楽章の「アレグロ・アニマート」はフルートとクラリネットが主題を提示すると他の管楽器がにぎやかに応答します。ホルンの明るい響きがきれいです。フルートやファゴットも良い響きです。この「青春時代」を思わせる音楽は楽しいです。演奏も楽しそうです。この作品も素晴らしい演奏です。 |
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