アレック・フランク=ゲミル
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CD(Linn CKR-467)
ファッシュ/管楽器の為の作品集
1.四重奏曲 変ロ長調 FWV N:B2
2.ホルン四重奏曲ヘ長調 FWV N:F3
3.四重奏曲 ト短調 FWV N:g2
4.バスーン協奏曲ハ長調 FWV L:C2
5.リコーダー協奏曲ヘ長調 FWV L:F6
6.四重奏曲 ヘ長調 FWV N:F2
7.リコーダー四重奏曲変ロ長調 FWV N:B1
8.四重奏曲ニ短調 FWV N:d2
ピーター・ウィーラン(バスーン)
パメラ・トービー(リコーダー)(5&7)
アンサンブル・マルシュアス
ジョゼップ・ドメネク・ラフォン(オーボエ)
モリー・マルシュ(オーボエ)
アレック・フランク=ゲミル(ナチュラルホルン)(2)
ソフィー・ジェント(ヴァイオリン)
ヒュー・ダニエル(ヴァイオリン)
アルフォンソ・リール・デル・シャモロー(ヴィオラ)
サラ・マクマホン(チェロ)
トーマス・ダンフォード(テオルボ)
フィリップ・グリスヴァード(ハープシコード)
録音 2013年8月9〜11日
ウィグモア・ホール、ロンドン
古楽器アンサンブルのアンサンブル・マルシュアスによるファッシュの管楽器のための作品集です。
四重奏曲変ロ長調 FWV N:B2は2つのオーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための作品です。アンダンテ/アレグロ/ラルゴ/アレグロの4つの楽章で構成されています。アンダンテは冒頭で通奏低音のバスーンがよく響きます。第2楽章と第4楽章のアレグロでは2本のオーボエが華やかに響きます。
ホルン四重奏曲ヘ長調はホルン、オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための作品です。アンダンテ/アレグロ/アンダンテ/アレグロの4つの楽章で構成されています。第1楽章アンダンテはナチュラルホルが明るく響きます。第2楽章のアレグロはホルン、オーボエ、ヴァイオリンが華やかに響きます。通奏低音のテオルボがよく聞こえています。第3楽章のアンダンテはオーボエが主題を演奏しています。ホルンは対旋律を演奏しています。第4楽章のアレグロはホルンが華やかに歌います。ここでは細やかなフレーズをホルンが演奏しています。オーボエもきれいに響きます。ここでも通奏低音の響きは見事なものです。最後にナチュラルホルンのトリルが響きます。
四重奏曲ト短調 FWV N:g2は2本のオーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための作品です。ラルゴ/アレグロ/ラルゴ/アレグロの4つの楽章で構成されています。ラルゴの2本のオーボエはよい響きです。第2楽章のアレグロはバスーンもよく響きますので管楽器の美しさがあります。第3楽章のラルゴは2本のオーボエとバスーンがトリオのように響きます。第4楽章のアレグロも華やかな演奏です。
バスーン協奏曲ハ長調はバスーン、弦楽と通奏低音による演奏です。アレグロ/ラルゴ・エ・スタッカート/アレグロの3つの楽章で構成されています。第1楽章のアレグロはバスーンがソロになりますので通奏低音はテオルボとハープシコードになります。バスーンのさわやかな響きが素晴らしいです。第2楽章は弦のスタッカートと優雅なバスーンの歌が対照的ながら、実によい響きです。第3楽章のアレグロは流麗なバスーンの演奏と通奏低音の迫力ある響きが聴きものです。
リコーダー協奏曲ヘ長調はリコーダー、弦楽と通奏低音による演奏です。アレグロ/ラルゴ/アレグロの3つの楽章で構成されています。第1楽章はリコーダーのやわらかな響きが美しく響きます。第2楽章のラルゴはリコーダーが優雅に歌います。第3楽章はリコーダーと通奏低音が力の入る演奏です。
四重奏曲ヘ長調 FWV N:F2は2本のオーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための作品です。ラルゴ/アレグロ/ラルゴ/アレグロの4つの楽章で構成されています。ラルゴの2本のオーボエはよい響きです。アレグロはこの作品もよい響きを出しています。
リコーダー四重奏曲変ロ長調 FWV N:B1はリコーダー、オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音による演奏です。ラルゴ/アレグロ/ラルゴ/アレグロの4つの楽章で構成されています。第1楽章のラルゴはリコーダー、オーボエとヴァイオリンが美しく響きます。第2楽章のアレグロもリコーダーと2つの楽器ががにぎやかに歌います。第3楽章のラルゴは3つの楽器と通奏低音がよく響きます。第4楽章のアレグロはここでも3つの楽器がさわやかに快適な演奏をしています。
四重奏曲ニ短調 FWV N:d2は2本のオーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための作品です。ラルゴ/アレグロ/ラルゴ/アレグロの4つの楽章で構成されています。ラルゴの2本のオーボエとバスーンはよい響きです。通奏低音のテオルボも聞こえます。2つのアレグロではここでもオーボエと通奏低音のバスーンがよい響きを出しています。 |
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