ドメニコ・チェッカロッシ

ドメニコ・チェッカロッシの芸術

LP(VANGURD SR−5214)

 ドメニコ・チェッカロッシの芸術
1.モーツァルト/ホルン協奏曲第4番
2.ベートーヴェン/ホルン・ソナタ
3.ケルビーニ/2つのホルン・ソナタ
4.ハイドン/ホルン協奏曲第2番
5.モーツァルト/ロンド変ホ長調
6.ロッシーニ/前奏曲、主題と変奏曲
7.シューマン/アダージョとアレグロ
  ドメニコ・チェッカロッシ(ホルン)
 カルロ・ゼッキ/ミラノ・アンジェリクム合奏団(1&5)
 フランコ・マンニノ/     〃         (3&4)
 エルメリンダ・マニェッティ(ピアノ)(2、6&7)
    録音 1965年(1、3&4)
        1963年(2、5&7)
        1960年(6) 

 このレコードはチェッカロッシの演奏をたっぷり聴ける徳用盤でした。チェッカロッシのホルンはかなり癖があり、あとに引く吹き方が多くてとても聞きずらく感じますが、ケルビーニやロッシーニの演奏は素晴らしいです。
 ケルビーニは彼によって発掘された名曲です。ロッシーニはシヴィルの短縮版の録音はありましたが、全曲は初めてと思います。すぐにアイファー・ジェイムズが録音してました。
 ハイドンとモーツァルトの協奏曲は特にすぐれた演奏とはいえないですが、かなり凝ったカデンツァです。ハイドンはオーケストレーションがかなり変わっており、面白い演奏です。
 チェッカロッシは少し変わったホルン吹きの感はありますが、イタリアではたくさんの弟子を育てた大先生でした。


トップへ
戻る
次へ