ウルリヒ・ヒューブナー

テレマン/2つのホルンのための協奏曲ニ長調TWV52:D1
CD(cpo 777 267-2)

テレマン/協奏曲集:第2集
1.リコーダー、弦楽と通奏低音のための
    協奏曲ハ長調TWV51:C1
2.2つのオーボエ、ファゴット、弦楽と
  通奏低音のための協奏曲ニ短調TWV53:d1
3.トラベルソフルート、2つのヴァイオリンと
    通奏低音のための協奏曲ト長調TWV51:G1
4.2つのホルン、弦楽と通奏低音のための
       協奏曲ニ長調TWV52:D1
5.オーボエ、弦楽と通奏低音のための
      協奏曲ヘ短調TWV51:f1

  ミヒャエル・シュナイダー(リコーダー)(1)
  ルイズ・バウムガルトル(オーボエ)(2)
  マルティン・シュタットラー(オーボエ)(2)
  マリタ・シャール(ファゴット)(2)
  カール・カイザー(トラベルソフルート)(3)
  ウルリヒ・ヒューブナー(ナチュラルホルン)(4)
  イェルク・シュルテス(ナチュラルホルン)(4)
  ハンス・ペーター・ウェスターマン(オーボエ)(5)
  カメラータ・ケルン(3&5)
  ミヒャエル・シュナイダー指揮
  ラ・スタジオーネ・フランクフルト(1、2&4)
  録音 2006年2月(1&4)
      2005年2月(2)
      2005年9月(3&5)

 テレマンの協奏曲集の第2集です。ドイツの古楽器団体による演奏です。
 「リコーダー、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調TWV51:C1」は数あるリコーダー協奏曲の中のひとつ。「アレグレット」「アレグロ」「アンダンテ」「テンポ・ディ・メヌエット」の4つの楽章で構成されています。16分を超える作品。
 「2つのオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調TWV53:d1」は2つのオーボエが作る和音に癒されます。「グラーヴェ」「アレグロ」「アフェトゥオーソ」「ヴィヴァーチェ」の4つの楽章で構成されています。
 「トラベルソフルート、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲ト長調TWV51:G1」はフルートと弦楽五重奏とチェンバロという編成で各楽器の響きがきれいです。フルートがよく響く作品です。「アンダンテ」「アレグロ」「アダージョ」「ヴィヴァーチェ」の4つの楽章で構成されています。
 「2つのホルン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調TWV52:D1」は2曲ある2つのホルンのための協奏曲ニ長調のもうひとつのほうで録音が少ないです。「ラルゴ〜アレグロ」「ヴィヴァーチェ」「アフェトゥオーソ」「アレグロ」の4つの楽章で構成されています。第3楽章「アフェトゥオーソ」はホルンがお休みで弦楽のみの演奏です。太い音色のナチュラルホルンの響きがきれいです。
 「オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ヘ短調TWV51:f1」は数あるオーボエ協奏曲の中の1曲。ヘ短調の物悲しい響きはオーボエの特徴を生かしたものと言えます。「アレグロ」「ラルゴ・エ・ピアノ」「ヴィヴァーチェ」の3つの楽章で構成されています。


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