ウルリヒ・ヒューブナー

テレマン/2つのホルンのための協奏曲ニ長調TWV52:D2
CD(cpo 777 032-2)

テレマン/協奏曲集:第1集
1.2つのホルン、弦楽と通奏低音のための
     協奏曲ニ長調TWV52:D2
2.リコーダー、トラベルソフルート、弦楽と
  通奏低音のための協奏曲ホ短調TWV52:e1
3.オーボエ、弦楽と通奏低音のための
      協奏曲ニ短調TWV51:d1
4.リコーダー、2つのヴァイオリンと
   通奏低音のための室内協奏曲ト短調TWV43:g3
5.トラベルソフルート、弦楽と
  通奏低音のための協奏曲ホ長調TWV51:E1

  ウルリヒ・ヒューブナー(ナチュラルホルン)(1)
  イェルク・シュルテス(ナチュラルホルン)(1)
  ミヒャエル・シュナイダー(リコーダー)(2&4)
  カール・カイザー(トラベルソフルート)(2&5)
  ルイズ・バウムガルトル(オーボエ)(3)
  カメラータ・ケルン(4)
  ミヒャエル・シュナイダー指揮
  ラ・スタジオーネ・フランクフルト(1〜3&5)
  録音 2005年&2006年

 テレマンの協奏曲集の第1集です。ドイツの古楽器団体による演奏です。
 「2つのホルン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調TWV52:D2」は2つあるニ長調作品のひとつで録音が多い作品です。重みのある響きの作品で2つのナチュラルホルンが軽やかに響く第1楽章は速いテンポで演奏されます。続くラルゴの部分は弦楽のみで、第3楽章にあたるアレグロはホルンの軽快な歌が流れます。そして「ラルゴ」の間奏部分は弦楽のみ、そして第5楽章「アレグロ・アッサイ」では2つのホルンが狩りのホルンのように和音を奏でながら歌います。8分ほどの作品。
 「リコーダー、トラベルソフルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ短調TWV52:e1」は縦笛と横笛のための協奏曲です。ミヒャエル・シュナイダーがリコーダーを吹きながら指揮をしています。オリジナルの木管楽器の響きはやわらかで、その違いもほとんどわからないほど美しい響きです。4つの楽章で構成されています。
 「オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調TWV51:d1」は10曲あるオーボエ協奏曲の中の1つです。オリジナルの楽器のやわらかな響きは現代の楽器とは違って癒されます。4つの楽章で構成されています。 
 「リコーダー、2つのヴァイオリンと通奏低音のための室内協奏曲ト短調TWV43:g3」はリコーダーと弦楽五重奏とチェンバロによる演奏です。小編成では楽器の生々しい響きが聞かれます。リーコーダーのやわらかな響きはバロック音楽には欠かせないものです。4つの楽章で構成されています。「アレグロ」「シチリアーナ」「ブーレ」「メヌエット」となっています。
 「トラベルソフルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ長調TWV51:E1」はフルート協奏曲です。木製の横笛は音がやわらかできれいな響きです。4つの楽章で構成されています。


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