アントニー・ハルステッド

モーツァルト/ホルン協奏曲全集、フラグメント(1987)

CD(Nimbus NI 5104)

モーツァルト/ホルン協奏曲全集
1.ホルン協奏曲第2番変ホ長調K417
2.ホルン協奏曲第4番変ホ長調K495
3.フラグメント ホ長調K494a
4.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
5.ホルン協奏曲第1番ニ長調K412
  アントニー・ハルステッド(ナチュラルホルン)
  ロイ・グッドマン指揮
     ザ・ハノーバー・バンド
   録音 1987年7月20〜22日

 これはハルステッドの最初の録音でした。ナチュラルホルンではバウマンに次ぐ2人目の全集録音です。いかにもナチュラル・ホルンらしい演奏です。使用楽器はパックスマンで18世紀の楽器のコピーです。
 演奏で特徴的なのは3番のロンドです。フェルマータの後に即興を入れる演奏で、この録音の後で同じ即興を入れた録音が他にも出てきました。(ノイネッカーやトンプソン)
 フラグメントホ長調はナチュラルホルンでは初めての録音です。なおホルン協奏曲第1番の第2楽章はハンフリーズの再構築版を使用しています。
 聞けば聞くほどこの楽器は難しいと思いました。昔はホルン吹きの給料が他の楽器より高かったそうです。


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