ラデク・バボラーク

ベルリン・フィル8人のホルン奏者たち/Opera!
CD(fontec FOCD9320)
オペラ

1.ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」より
          (ヴァレンドルフ編)
2.フンパーディンク/「ヘンゼルとグレーテル」
         幻想曲(ストランスキー編)
3.ヴェルディ/歌劇「椿姫」前奏曲
          (ストランスキー編)
4.ワーグナー/「トリスタンとイゾルデ」より
        「トリスタン幻想曲」(ユーリッセン編)
5.ビゼー/歌劇「カルメン」組曲
         (ケリー・ターナー編)
6.バーンスタイン/「ウエスト・サィド・ストーリー」より

          (コワレヴィッツ編)
 ベルリン・フィル8人のホルン奏者たち
  ノルベルト・ハウプトマン(ホルン)
  シュテファン・ドール(ホルン)
  ラデク・バボラーク(ホルン)
シュテファン・ドゥ・ルヴァル・イェジエルスキ(ホルン)
  ゲオルク・シュレッケンベルガー(ホルン)
  ファーガス・マックウィリアム(ホルン)
  クラウス・ヴァレンドルフ(ホルン)
  サラ・ウィリス(ホルン)
  録音 2006年3月
  ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール

 ベルリン・フィルの8人のホルン奏者たちによるコンサート活動は世界をまたぐものですが、このアルバムは凄いとしかいえません。62歳のハウプトマンから30歳のバボラークまで8人のアンサンブルはオーケストラそのものです。
 「魔弾の射手」は管楽アンサンブルの録音はありますが、ヴァレンドルフによるアレンジで8本のホルンによって序曲から狩人の合唱まで6曲が演奏されます。
 8本のホルンで「椿姫」前奏曲は考えられませんがウィーン・フィルのストランスキーの編曲です。傑作です。
 トリスタンはシュティーグラーではなくヘルマン・ユーリッセンの編曲です。ターナーの編曲による「カルメン」組曲は4本よりも迫力はあります。
 圧巻はバーンスタインの「「ウエスト・サィド・ストーリー」でしょう。これはミュージカルです。歌手がいないのに歌のおまけがあります。メンバーが歌っているようです。サラ・ウィリスがいなければありえなかったと思います。実に楽しいミュージカルです。


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