ラデク・バボラーク

ホルンとクラリネットの協奏作品集

CD(スプラフォン SU 3348−2 031)
 
スカラムーシュ/管楽器の協奏作品集
1.ミヨー/スカラムーシュ
2.デュカス/ヴィラネル(ドゥランド版)
3.ブゾーニ/クラリネット小協奏曲
4.シェック/ホルン協奏曲
5.コープランド/クラリネット協奏曲

  ラデク・バボラーク(ホルン)(2、4)
  リュドミラ・ペテルコヴァ(クラリネット)(1、3、5)
  イルジ・ビエロフラーヴェク指揮
    プラハ室内フィルハーモニー管弦楽団
    録音 1997年8月28、29日
        &10月31日〜11月1日

  このCDはバボラークがミュンヘンに行ってからの録音です。デュカスの「ヴィラネル」は初めて聞いたときブヤノフスキーの編曲とは違っていました。ドゥランド版となっていますが、おそらくデュカスの弟子の編曲ではないかと思います。バウマンのCDに「デュカスの女生徒の編曲がある」と記述がありますのでその楽譜と思います。バボラークの演奏は前半を自然倍音だけで演奏していますのでナチュラルホルン同様のストップ音が何度も使われます。同じく自然倍音で演奏しているのはバウマンくらいでしょう。バボラークの演奏は見事です。
  オトマール・シェックの協奏曲も見事な演奏です。21歳になって初のソロ録音でした。第3楽章の鮮やかな演奏は出色の出来といえましょう。
  ミラノヴァのクラリネットはどの曲もよい出来映えのものです。通して聴いても違和感はありません。


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