ヘルマン・バウマン

R・シュトラウス/ホルン協奏曲第1番変ホ長調(1975)
CD(Profil Hanssler PH06005)

ギュンター・ヴァント・エディション16
1.モーツァルト/ピアノ協奏曲第20番ニ短調
2.R・シュトラウス/4つの最後の歌
3.   〃    /ホルン協奏曲第1番変長調
  ルドルフ・フィルクスニー(ピアノ)(1)
  マルティナ・アーロヨ(ソプラノ)(2)
  ヘルマン・バウマン(ホルン)(3)
 ギュンター・ヴァント指揮ケルン放送交響楽団
  録音 1969年9月13日(1)
      1967年6月15/16日(2)
      1975年10月31日(3)

 このCDはギュンター・ヴァント・エディションの中の1枚です。フィルクスニーのモーツァルトやアーロヨの独唱による「4つの最後の歌」とヘルマン・バウマンのホルン協奏曲が収録されています。
 ヘルマン・バウマンのR・シュトラウスは1983年の録音がありますが、1975年41歳の時のこの演奏は豪快であり、ホルンの音を割って吹きまくるという力強い演奏です。また第2楽章で上昇音のフレーズをオクターブ下で吹いたスタジオ盤には驚きましたが、この演奏では通常の高い音で吹いています。バウマンの1番はこちらが代表盤でしょう。他の演奏と比べても格段の違いを感じます。
 なお、フィルクスニーのK466とアーロヨの「4つの最後の歌」も素晴らしい演奏です。「4つの最後の歌」のホルン・ソロは1967年の録音ですからおそらくエーリヒ・ペンツェルではないかと思いますが、音色から聴いた限りでははっきりとはわかりません。


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