デニス・ブレイン

ブリテン/セレナードOp31(1953)

LP(英DECCA eclipse ECS−507)擬似ステレオ
CD(豪DECCA  476 8470)モノラル
LP
1.ブリテン/セレナードOp31
2. 〃   /クリスマス・キャロルの祭典Op28
3. 〃   /ミサ・プレヴィス ニ長調Op63
    デニス・ブレイン(ホルン)(1)
    ピーター・ピアーズ(テノール)(1)
  ユージン・グーセンス/ロンドン新交響楽団(1)
    ベンジャミン・ブリテン指揮  
       コペンハーゲン少年合唱団(2)
   ウェストミンスター大聖堂少年聖歌隊(3)
    ジョージ・マルコム(オルガン)(3)
         録音 1953年11月
 CD
 1.ブリテン/セレナードOp31
 2. 〃   /イリュミナシオンOp18
 3. 〃   /夜想曲Op60
   デニス・ブレイン(ホルン)(1)
   バリー・タックウェル(ホルン)(3)
   ピーター・ピアーズ(テノール)(1〜3)
 ユージン・グーセンス/ロンドン新交響楽団(1&2)
 ベンジャミン・ブリテン/ロンドン交響楽団(3)
   録音 1953年11月(1&2)
       1959年9月(3)

  ブリテンがピアーズとデニス・ブレインのために書いた大変珍しい組み合わせ(テノール、ホルンと弦楽のための)のセレナードです。第1曲:プロローグと第8曲:エピローグはホルン独奏のために書かれ、しかも自然倍音だけで演奏するというものです。そのため高いB♭付近の音が不安定になり調子っぱずれの音が出ます。初めて聴くと違和感があるのですが、これが何度も聴くうちに快感になってきます。ノクターン、エレジー、賛歌など超絶技巧のホルンが聞かれます。
  1944年にはブリテン/ボイド・ニール合奏団との共演で録音していましたが、アレキサンダーに代えたこの2度目の録音は2人の甘い響きと歌声がこれ以上望めない名演奏を生みました。
  その後たくさんの録音が世に出ていますが、この演奏を超えるような録音は出ていません。1972年8月の購入です。CDは2006年になってようやくオーストラリアでCD化されました。ファン待望のCD化です。


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