リチャード・バーディック
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CD(I Ching Music CD41)
アメリカのホルン作品集/第2集
1.バーディック/パイユートの笛Op216
〜6本のホルンのための
2.ジョンソン/6本のホルンのための組曲
3.ヨセフ・オット/急ごしらえの一組
〜ホルン合奏のための
4.プレッサー/ホルンのための三重奏曲(1977)
5.グラース/ホルンのための現代的な二重奏曲
6.グラース/ホルンのための現代的な三重奏曲
〜対位法様式の
7.グラース/ホルンのためのモダン・ジャズ・テーマ
〜対位法的な
8.インガルス/4本のホルンのための組曲(1978)
9.インガルス/3本のホルンのための
ディヴェルティメント(1977)
10.シュムッツ/4本のホルンのための
ディヴェルティメント(1951)
11.ストロング/レジェンド
〜ホルン四重奏のための(1915)
リチャード・バーディック(ホルン)(多重録音)
録音 2016年
アメリカのホルン奏者リチャード・バーディックの多重録音によるホルン・アンサンブル集です。一人のホルン奏者がすべてのパートを演奏しますので同一音色で同じ奏法ですから独特の響きが生まれます。バーディック・ワールドです。
バーディックの「パイユートの笛」は6本のホルンのための作品で1968年に書かれたものを2016年に改訂したものです。2分ほどの小品です。
ロジャー・ジョンソン(1941〜)の6本のホルンのための組曲は1960年に書かれ1970年に改訂したものを演奏しています。3つの小品で構成されています。
ヨセフ・オット(1929〜1990)の「急ごしらえの一組(カップル)」はホルン合奏のための作品です。3分あまりの小品です。
ウィリアム・プレッサー(1916〜2004)のホルンのための三重奏曲は1977年の作品。第1楽章「アンダンテ」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「アレグロ」の3つの楽章で構成されています。
ジョン・グラース(1924〜1962)はクリーヴランド管弦楽団のホルン奏者からジャズ・ホルンに転向した経歴の持ち主で37歳という若さで亡くなっています。「ホルンのための現代的な二重奏曲」は1951年の作品で6曲の小品で構成されています。現代的と言いつつも「アンダンテ」「ラルゲット」「アレグロ」「モデラート」「アレグロ・モデラート」「モデラート」の古典的様式で書かれています。
ジョン・グラースの「ホルンのための現代的な三重奏曲」は対位法様式を使うホルン・アンサンブルで2分あまりの小品です。
ジョン・グラースの「ホルンのためのモダン・ジャズ・テーマ」は対位法様式を扱ったモダン・ジャズをホルン三重奏で演奏しています。2分余りの小品ですが、ほとんどジャズ風には聞こえません。
アルバート・インガルスの「4本のホルンのための組曲」は1978年の作品。第1楽章「アレグロ」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「ヴィヴァーチェ」の3つの楽章で構成されています。
アルバート・インガルスの「3本のホルンのためのディヴェルティメント」は1977年の作品。5つの楽章で構成されています。
アルバート・シュムッツ(1858〜1975)の「4本のホルンのためのディヴェルティメント」は1952年の作品。4分あまりの小品です。よくできています。
テンプレトン・ストロング(1856〜1948)の「レジェンド」はホルン四重奏のための作品で1915年の作品。7分あまりの作品ですが、ロマンティックな響きのホルン・アンサンブルです。 |
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