シュテファン・ドール

ウェーバー/ホルンのためのコンチェルティーノ
CD(Camerata CMCD-28215)

ウェーバー/交響曲&協奏曲集
1.交響曲第1番ハ長調Op19、J50
2.ホルンのためのコンチェルティーノ ホ短調Op4
3.オーボエと管楽アンサンブルのための
      コンチェルティーノ ハ長調
4.交響曲第2番ハ長調J51

  シュテファン・ドール(ホルン)(2)
  ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ)(3)
  ハンスイェルク・シェレンベルガー指揮
   ミュンヘン放送管弦楽団
   録音 2009年11月30日&
       2010年2月26日

  ベルリン・フィルの首席オーボエ奏者だったシェレンベルガーは在籍中の1995年から指揮活動にも力をいれていました。最近はN響の指揮台にも立っています。ミュンヘン放送管弦楽団とウェーバーの交響曲を録音するにあたりホルンのコンチェルティーノも録音しました。ソリストのシュテファン・ドールは同僚でした。
 ドールのコンチェルティーノは高音から低音まで安定した音色を保ち、抜群のテクニックでこの名曲を吹いています。アダージョからアンダンテの美しいメロディ、カデンツァの豊かな響きと低音での重音奏法の見事な演奏が素晴らしく、ポラッカの鮮やか演奏と最高音までの上昇と文句無しの名演です。
 2つの交響曲では1番が比較的よく演奏されます。ウェーバーのオペラ序曲を思わせるメロディや響きがあります。第4楽章では冒頭にホルンの響きがウェーバーらしさを感じます。第2番では管楽器のメロディが目立ちますが、第2楽章の冒頭にはホルンが響き、チェロのソロがあって面白い演出です。オーボエと管楽アンサンブルのためのコンチェルティーノは若い時の作品でアダージョとポラッカというとlころにはホルンのコンチェルティーノとの共通点があります。


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