ゴットフリート・フォン・フライベルク

モーツァルト/ホルン五重奏曲変ホ長調
CD(Green Door GDCL-0065)

1.モーツァルト/ホルン五重奏曲変ホ長調K407
2.ウェーバー/クラリネット五重奏曲変ロ長調Op34
3.バッハ/2つのヴァイオリンのための協奏曲
  二長調BWV1043 
ゴットフリート・フォン・フライベルク(ウィンナホルン)(1)
 レオポルト・ウラッハ(クラリネット)(2)
 シュトロス四重奏団(1&2)
 ヴィルヘルム・シュトロス(ヴァイオリン&指揮)(3)
 ハインツ・エンドレス(ヴァイオリン)(3)
  ベルリン放送交響楽団(3)
  録音1950年代

 伝説的な録音フライベルクのモーツァルトです。フライベルクの録音は木管アンサンブルが多く、ホルン協奏曲はR・シュトラウスの2番がありますが、モーツァルトはなかっただけにこのホルン五重奏曲はありがたい録音です。ほの暗い響きのウィンナホルンで聞くモーツァルトはウィーンの香りを感じるものです。フライベルクの演奏は時にテンポの変化をみせながら歌う演奏になっています。第3楽章で高域の音をきれいに出しています。このCDでは弦楽器の低音を実によく拾い出しており豊かな響きがあります。
 ウラッハのウェーバーはウィーン・コンツェルトハウスとの録音が無かったので唯一の録音のようです。これは貴重な録音でしょう。ウラッハのクラリネットはウィーン伝統のノンビヴラートで演奏する深い味わいのあるものです。メヌエットのきれいな響きは素晴らしく歴史的にも貴重な名演奏です。フィナーレの甘い響きはウラッハの魅力たっぷりです。
 最後のバッハはシュトロスの弾きぶりによるバッハです。第2ヴァイオリンのハインツ・エンドレスはシュトロスの弟子でエンドレス四重奏団を組織していました。この2人の演奏もまたきれいです。


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