セレン・ヘルマンソン
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CD(Phono Suecia PSCD 113)
コルノ・コン・フォルザ
1.ペルデル/ヴォクーナX「曇り空」
2.メルネス/ランデヴー5「狩人とニンフ」
3.ヴェリン/ホルンとピアノのための詩曲
4.イーサクソン/湖の目と青い鳥
5.エリアソン/ホルン三重奏曲
セーレン・ヘルマンソン(ホルン)(1〜5)
エリカ・グッドマン(ハープ)(2)
ニルス・エリク・スパーフ(ヴァイオリン)(5)
アルネ・トルガー(ピアノ)(3&5)
録音 1997年9月21日(1)
1997年7月3日(2)
1997年9月20日(3)
1997年11月21日(4)
1997年9月19&20日(5)
ヘルマンソンの故郷スウェ−デンの作曲家による現代作品のアルバムです。シェル・ペルデルのヴォクーナX「曇り空」は1996年に独奏ホルンのための作品として作曲されヘルマンソンに献呈されています。ゲシュトップ、フラッター・タンギングなどあらゆる技法を使う作品です。
アルネ・メルネスのランデヴー5「狩人とニンフ」はホルンとハープのための作品で1996年の作。ホルンとハープの両方にあらゆる技法を要求しています。ハープの奏法も通常の弾き方とは異なる音が聞こえます。ホルンが狩人、ハープがニンフ(精霊)を表現しています。ヘルマンソンとグッドマンに献呈されています。
カール=エーリク・ヴェリンのホルンとピアノのための詩曲(ポエム)はヘルマンソンの委嘱により1983年に作曲されました。大変詩的で主題も美しく。このアルバムの中では最もロマン的な作品です。ゆったりとしたテンポで歌われ叙情的なメロディは印象的です。
マデレイン・イーサクソンの「湖の目と青い鳥」は独奏ホルンのための作品。1990年の作でアンナ・アクセルソンが初演しています。第1曲「湖の目」、第2曲「青い鳥」ともにあらゆる技法を要求する難曲です。
アンデシュ・エリアソンはホルン協奏曲をヘルマンソンの委嘱で作曲しましたが、このホルン三重奏曲も同じでヘルマンソンとスパーフのヴァイオリン、トルガーのピアノで初演されています。第1楽章:アレグロ、第2楽章:ラルゴ、第3楽章:プレスト、第4楽章:コーダから構成されています。作品はリゲティのホルン三重奏曲のように現代的な技法、手法を使う難曲です。第2楽章:ラルゴは11分を超える長い楽章で息の長いフレーズが続きます。 |
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