ローラント・ホルヴァート
ホルンとピアノのための音楽第1集/R・シュトラウス/ホルン協奏曲第1番 |
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CD(ARICORD CDA−18211)
ホルンとピアノのための音楽第1集
1.R・シュトラウス/ホルン協奏曲第1番変ホ長調
2.ショパン/バラード第1番ト短調Op23
3.ダンツィ/ホルン・ソナタ第1番変ホ長調Op28
4.シューベルト/4つの即興曲Op90
ローラント・ホルヴァート(ウィンナ・ホルン)
(1&3)
ヨーゼフ・シャリンガー(ピアノ)(1〜4)
録音1990年代
ウィーン・フィルのホルン奏者ローラント・ホルヴァートによるアルバムです。ホルンとピアノのための作品が2曲、ピアノ作品が2曲収録されています。
リヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲第1番をウィンナホルンで録音しているのはヘーグナーが最初でホルヴァートは2人目です。F管ホルンによる演奏は大変難しく特にハイトーンが不安定になりやすいですが、ホルヴァートの安定した音程の見事さに脱帽です。それにしてもウィンナホルンの音は独特です。第3楽章の流麗な演奏は素晴らしいものです。
ショパンの「バラード第1番ト短調」はショパンの代表作のひとつでしょう。たくさんの演奏と録音がありショパンの音楽の美しさとピアノの響きの素晴らしさが全曲に渡り流れます。
ダンツィの「ホルン・ソナタ第1番変ホ長調」はダンツィのソナタはタックウェルが録音してメジャーになりましたが、もともとナチュラルホルンのための作品でしたのでウィンナホルンで吹くとナチュラルホルンの音を彷彿させてくれます。ウィンナホルンでは唯一の録音です。第3楽章のロンドはやは速めのテンポで吹いており見事な演奏です。
シューベルトの「4つの即興曲Op90」は第1番ハ短調、第2番変ホ長調、第3番変ト長調、第4番変イ長調となっていて、シューベルトの歌曲の延長のように主題が流れます。作品90の他に作品142の4つの即興曲も有名です。このアルバムでは第4番の変イ長調が特に有名でシューベルトの即興曲の代名詞といってもよいかもしれません。第2番変ホ長調とともに多くの演奏会に取り上げられる名曲です。 |
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