ウルリヒ・ヒューブナー
テレマン/リコーダーとホルンのための協奏曲ヘ長調TWV42:F14 |
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CD(cpo 777 268-2)
テレマン/協奏曲集:第3集
1.ピッコロ、弦楽と通奏低音のための
協奏曲ニ長調TWV51:D4
2.オーボエ、弦楽と通奏低音のための
協奏曲ハ短調TWV51:c1
3.リコーダー、ホルンと通奏低音のための
協奏曲ヘ長調TWV42:F14
4.フルート、弦楽と通奏低音のための
協奏曲ト長調TWV51:G2
5.トランペット、弦楽と通奏低音のための
協奏曲ニ長調TWV51:D7
6.2つのトラヴェルソフルート、ファゴット、弦楽と
通奏低音のための協奏曲ト長調TWV53:G1
カール・カイザー(ピッコロ)(1)
〃 (フルート)(4)
〃 (トラベルソフルート)(6)
マルティン・シュタットラー(オーボエ)(2)
ミヒャエル・シュナイダー(リコーダー)(3)
〃 (トラベルソフルート)(6)
ウルリヒ・ヒューブナー(ナチュラルホルン)(3)
ハンネス・ルックス(トランペット)(5)
マリタ・シャール(ファゴット)(6)
カメラータ・ケルン(1、3&5)
ミヒャエル・シュナイダー指揮
ラ・スタジオーネ・フランクフルト(2、4&6)
録音 2005年9月(1、3&5)
2006年2月(2&4)
2005年2月(6)
テレマンの協奏曲集の第3集です。ドイツの古楽器団体による演奏です。
「ピッコロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調TWV51:D4」は数少ないピッコロ協奏曲の中のひとつ。木製のピッコロは高音ではリコーダーのような音がします。「ナポリターナ」「アレグロ」「ラルゴ」「テンポ・ディ・メヌエット」の4つの楽章で構成されています。
「オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ短調TWV51:c1」は「アダージョ」の第1楽章が哀愁的なオーボエの歌で始まります。第2楽章の「アレグロ」は流麗な演奏。第3楽章「アダージョ」は抒情的な主題が流れ、第4楽章「アレグロ」は勢いのある演奏で明るい響きになります。
「リコーダー、ホルンと通奏低音のための協奏曲ヘ長調TWV42:F14」はリコーダー、ナチュラルホルンとチェロとチェンバロという編成で演奏されます。トリオ・ソナタのようです。第1楽章「コンチェルト」はリコーダーとナチュラルホルン、そして通奏低音によるトリオの演奏が楽しそうです。第2楽章「ルーレ」はリコーダーと通奏低音のみの演奏、第3楽章「「テンポ・ディ・メヌエット」はナチュラルホルンが入ってトリオ・ソナタになります。この楽章はテンポの変化があって楽しいです。バロックの楽しさあふれる作品です。
「フルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲ト長調TWV51:G2」はフルート協奏曲ト長調のもうひとつ。「アンダンテ」「ヴィヴァーチェ」「グラーヴェ」「アレグロ」の4つの楽章で構成されています。穏やかな楽章と速いテンポの楽章が交互に演奏されます。「グラーヴェ」の暗い響きからフィナーレの明るい主題が流れるとほっとします。
「トランペット、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調TWV51:D7」は有名なテレマンのトランペット協奏曲です。「アダージョ」「アレグロ」「グラーヴェ」「アレグロ」の4つの楽章で構成されています。「グラーヴェ」は弦楽のみの演奏です。7分ほどの作品。
「2つのトラヴェルソフルート、ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲ト長調TWV53:G1」は2つのフルートとファゴットが絡むように演奏します。「ヴィヴァーチェ」「アレグロ」「ラルゴ」「プレスト」の4つの楽章で構成されています。速いテンポの楽章が続き、第3楽章「ラルゴ」でトリオを奏でるところがきれいです。第4楽章の「プレスト」のスピード感あふれる演奏は素晴らしい。 |
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