ウルリヒ・ヒューブナー
ディックフト/フルート、ホルンとギターのための作品集 |
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CD(NCA 60180)2枚組
ディックフト/フルート、ホルンとギターの為の作品集
CD1
1.セレナード イ長調Op3
2.セレナード 二長調Op4
CD2
3.セレナード 二長調Op1
4.三重奏曲イ長調Op6
ウルマン三重奏団
ミヒャエル・シュミット=カスドルフ(トラヴェルソフルート)
ウルリヒ・ヒューブナー(ナチュラルホルン)
アンスガー・クラウゼ(ギター)
録音 2006年12月18〜21日
このアルバムは大変珍しいフルート、ホルンとギターのためのセレナード集です。クリスティアン・ディックフトは19世紀初めにはドイツ・マンハイムでホルン奏者として活躍していたようです。またギターも弾くそうで、そのためにこのフルート、ホルンとギターのためのセレナードが生まれたようです。ギター伴奏のセレナードがこれほどあったというのも驚きですが、ヒューブナーをはじめとしてこのトリオがオリジナル楽器を演奏して録音してくれたことに感謝したいと思います。
作品3と4の2つは4つの楽章で構成されていますが、作品1は6つの楽章、三重奏曲作品6は3つの楽章で構成されています。演奏はトラヴェルソフルートとナチュラルホルンの温かな響きが美しい作品ばかりです。いずれの曲にもロンド楽章があってホルンの楽しい演奏があります。また作品1の中には唯一ポロネーズが含まれ、ホルンとフルートの踊るようなメロディが聞かれます。このアルバムによって初めて世に出された珍しい作品をたっぷりと味わっていただきたいと思います。19世紀の夕べに響くセレナードです。ホルンはほとんど穏やかな演奏ですから癒されます。 |
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