デニス・ブレイン
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CD(EMI 72435 68217 2 9)
1.モーツァルト/音楽の冗談K522
2. 〃 /交響曲第29番イ長調
3.ベートーヴェン/交響曲第7番イ長調
4.シューベルト/交響曲第8番ロ短調「未完成」
5.フランク/交響曲ニ短調
デニス・ブレイン(ホルン)(1)
ニール・サンダース(ホルン)(1)
グイド・カンテルリ指揮
フィルハーモニア管弦楽団(1〜4)
NBC交響楽団(5)
録音 1955年8月18日(1)
1956年6月(2)
1956年5月(3)
1955年8月(4)
1954年4月(5)
カンテルリのアルバムです。ブレインがホルンを吹いている「音楽の冗談」はこのカンテルリとの録音だけでした。貴重なステレオ録音です。演奏はきれいすぎるほどで、ほとんど遊びのない純音楽的な「音楽の冗談」です。
モーツァルトの交響曲第29番は名曲で演奏機会の多い作品です。ホルンの目立つ曲ですからブレインのホルンはすぐわかります。特に第3楽章のメヌエットはよくわかります。フィナーレでホルンの高音がきれいに響きます。
ベートーヴェンの交響曲第7番はブレインが参加した録音の中で唯一ステレオ録音です。カンテルリの名演としてもブレインがホルンを吹いた第七としても忘れられない録音です。フィナーレのホルンは聞き所です。
シューベルトの未完成交響曲はカンテルリの緻密な演奏が素晴らしい。これほど整然とした未完成があるのだろうかと思えるほどきれいな演奏です。勿論ブレインのホルンが随所に聞かれます。
フランクの交響曲ニ短調だけがアメリカのNBC交響楽団の演奏です。カンテルリはNBCと数多くの演奏をしていてライヴ録音が残っていますがステレオ録音は少なく、この録音は貴重です。カーネギーホールでの録音は良い響きです。フランクの重厚な響きがたまりません。 |
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