デイル・クレヴェンジャー

シューマン/4つのホルンのためのコンツェルトシュテュック(1998)
DVD(GENEON GNBC−4114)

1.ベートーヴェン/交響曲第8番ヘ長調
2.シューマン/4つのホルンのための
      コンツェルトシュテュック ヘ長調
3.リスト/交響詩第3番「前奏曲」
4.ワーグナー/ワルキューレの騎行
   シュテファン・ドール(ホルン)(2)
 デイル・クレヴェンジャー(ホルン)(2)
 イグナシオ・ガルシア(ホルン)(2)
 ゲオルク・シュレッケンベルガー(ホルン)(2)
   ダニエル・バレンボイム指揮
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音 1998年 ベルリン国立歌劇場

 この演奏会はベルリン国立歌劇場で行われました。ホルンが活躍するプログラムです。ベートーヴェンの交響曲第8番のあとにシューマンのコンツェルトシュテュックが演奏されています。
 蒼々たるメンバーが揃うベルリン・フィルのホルンセクションですが、ゲストにデイル・クレヴェンジャーを迎えドールをトップに素晴らしい名演奏を繰り広げています。第1楽章は少し遅めのテンポでかなりきついのですが、見事なアンサンブルです。第3楽章の4本のホルンの気迫に満ちた演奏は凄いです。完璧な演奏でした。
 リストの「レ・プレリュード」ではホルン・ソロが重要なポイントになります。ベートーヴェンでは第3楽章のホルン二重奏が聞き物です。そして最後の「ワルキューレの騎行」では8本のホルンが活躍しますがソリストの4人がスタンドプレーでホルンを力強く吹きまくっています。これは圧巻です。ベルリン・フィルのワーグナーは最高の響きを出してくれます。


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