ノルベルト・ハウプトマン

R・シュトラウス/ホルン協奏曲第2番変ホ長調(1994)
CD(SONY SK 53267)

 メータ/R・シュトラウス
1.交響詩「英雄の生涯」Op40
2.ホルン協奏曲第2番変ホ長調

  ノルベルト・ハウプトマン(ホルン)(2)
  ズビン・メータ指揮
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音 1992年5月14〜17日(1)
        1994年1月7&9日(2)

 この録音はメータのR・シュトラウスのレコーディングの一環として行われたものです。
 交響詩「英雄の生涯」は6つの部分で構成されています。第1部「英雄」は豪快な響きに始まります。ベルリン・フィルの素晴らしい演奏です。第2部「英雄の敵」は冒頭に木管がピピッと響きます。やがてきれいなオーケストラの響きになります。第3部「英雄の伴侶」ではヴァイオリンのソロがきれいに響きます。後半は盛り上がってきます。第4部「英雄の戦場」は遠方から響くトランペットのファンファーレと共に始まります。そしてパーカッションの見事な響きがあって、盛り上がってきます。迫力があって一番の聴きどころかもしれません。ホルンの響きも素晴らしいです。第5部「英雄の業績」はリヒャルト・シュトラウスの作品が少しずつ流れてきます。「ドン・ファン」や「ティル」などが聴かれます。第6部「英雄の隠遁と完成」はオーケストラの響きが素晴らしいです。迫力があります。後半ではホルンのソロがきれいに響きます。メータ/ベルリン・フィルの素晴らしい演奏です。

 ホルン協奏曲第2番はホルンのソロで始まります。ハウプトマンのホルンはやわらかな響きで、流麗な演奏です。ホルンの魅力たっぷりのもので、主題をきれいにマイペースで歌います。オーケストラもよい響きです。後半の雄大な響きも素晴らしいです。第2楽章のオーケストラの美しさは素晴らしいです。ハウプトマンのホルン・ソロもきれいです。第3楽章の快活で流麗なホルンは素晴らしい演奏です。ここでは力強い響きもあります。ハウプトマンのホルンは見事な名演奏です。


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