ペーター・ダム

R・シュトラウス/ホルン協奏曲第1番、第2番(1975)


LP(東芝EMI EAC77134〜37)
CD(EMI  CDM7699661 2)

LP
 R・シュトラウス/協奏作品集
1.ホルン協奏曲第1番変ホ長調Op11
2.ホルン協奏曲第2番変ホ長調
3.ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op8
4.ブルレスケ(ピアノと管弦楽の為の)
5.オーボエ協奏曲ニ長調
6.二重小協奏曲(クラリネットとファゴットの為の)
7.家庭交響曲への付随小品(左手のピアノの為の)
8.アテネの大祭Op74(左手のピアノの為の)
  ペーター・ダム(ホルン)(1、2)
  ウルフ・ヘルシャー(ヴァイオリン)(3)
  マルコム・フレージャー(ピアノ)(4)
  マンフレート・クレメント(オーボエ)(5)
  マンフレート・ヴァイゼ(クラリネット)(6)
  ウォルフガング・リープシャー(ファゴット)(6)
  ペーター・レーゼル(ピアノ)(7、8)
    ルドルフ・ケンペ/
       ドレスデン・シュターツカペレ
     録音 1975年9月1日〜9日(1〜6)
         1976年1月29日〜31日(7、8)
CD
1.ホルン協奏曲第1番変ホ長調Op11
2.ホルン協奏曲第2番変ホ長調
3.オーボエ協奏曲ニ長調
4.二重小協奏曲(クラリネットとファゴットの為の)
   ペーター・ダム(ホルン)(1、2)
   マンフレート・クレメント(オーボエ)(3)
   マンフレート・ヴァイゼ(クラリネット)(4)
  ウォルフガング・リープシャー(ファゴット)(4)
     ルドルフ・ケンペ/
       ドレスデン・シュターツカペレ
     録音 1975年9月1日〜9日

 このレコードは1976年11月新譜で購入しています。なお同じケンぺのR・シュトラウス/管弦楽曲集(LP10枚組)は1979年1月に購入していました。
 ここでのダムのホルン協奏曲は1970年の録音のときよりもテンポは遅めで余裕のある演奏をしています。音色のきれいなことは変わりません。こちらも聴きものです。
 なおこのセットには左手のピアノのための作品2曲が収録されています。この曲もラヴェルの作品と同様に、オーストリアのヴィットゲンシュタインのために作曲されたものです。ヴィットゲンシュタインは第一次大戦で右手を失い、それでも演奏活動を続けようと新しい曲を何人かの作曲家に作曲を依頼していました。
 なお有名なラヴェルの作品は難しくて演奏できず、せっかく作曲してもらった作品の初演をフランスのジャック・フェブリエにされてしまった話は有名です。
 
 余談ですが彼の為に書かれた作品は
 1.ラヴェル/左手の為のピアノ協奏曲
 2.プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第4番
 3.ブリテン/左手の為の変奏曲Op21
 4.R・シュトラウス/家庭交響曲への付随小品
 5.  〃   /アテネの大祭Op74

 プロコフィエフの作品も彼の為に書かれましたが、この曲の初演は第2次大戦で右手を失ったドイツのラップによって演奏されていました。
 


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