古野 淳

ジャスト・ユニーク 1990
CD(Jun Jun  ICD−1049)

ジャスト・ユニーク 1990
1.ヒダシュ/ホルン協奏曲
2.バルボトゥー/エスキース
3.ブラームス/ホルン三重奏曲変ホ長調
4.F・シュトラウス/夜想曲Op7
  古野  淳(ホルン)(1〜4)
  竹  葉子(ピアノ)(1、3&4)
  後藤 龍伸(ヴァイオリン)(3)
  甲藤 さち(フルート)(2)
  中村由美子(ハープ)(2)
 録音 1990年2月6日&3月20日
       府中市市民会館大ホール

 古野 淳は東フィルのホルン奏者ですが、この録音当時は新星日本交響楽団の団員でした。
 ブラームスとF・シュトラウスは有名ですが、ヒダスのコンチェルトとバルボトゥーの作品は珍しいです。
 フリジェシュ・ヒダシュのホルン協奏曲はハンガリーのホルン奏者タルヤーニのために書かれた魅力的な作品です。大変ロマンティックな曲です。他に録音が見あたりません。
 バルボトゥーの「エスキース」はフルート、ホルンとハープのための作品です。ホルンの朗々とした響きがたまりません。フルートとハープとの相性も抜群でしょう。
 ブラームスのホルン三重奏曲は大変見事な演奏です。古野のテクニックのうまさが十分発揮された演奏です。恩師ペーター・ダムがこの曲を数多く演奏していることは知られています。
 最後のF・シュトラウスの「夜想曲」は1990年当時はCDで聴かれたのは15歳のデイヴィッド・パイアットの演奏だけでした。まだほとんど演奏もされない曲でしたが、実に素晴らしい演奏です。ロマンティックで癒されます。


トップへ
戻る
次へ