トマス・ベイコン
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CD(Summit DCD190)
オペラ座の金管な夜
1.J・シュトラウスU世/喜歌劇「こうもり」のテーマ
2.モーツァルト/歌劇「魔笛」より
「夜の女王のアリア」
3.プッチーニ/歌劇「ラ・ボエーム」より「冷たい手を」
4.ヴェルディ/歌劇「椿姫」より「花から花へ」
5.プッチーニ/歌劇「トゥーランドット」より
「だれも寝てはならぬ」
6.ヴェルディ/歌劇「リゴレット」より「女心の歌」
7.ロッシーニ/歌劇「セビリアの理髪師」より
「私は町のなんでも屋」
8.プッチーニ/歌劇「蝶々夫人」より
「ある晴れた日に」
9.グルック/歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」
より「われエウリディーチェを失えり」
10.ロッシーニ/歌劇「セビリアの理髪師」より
二重唱「あの不思議にして万能の」
11.ビゼー/歌劇「カルメン」より「ハバネラ」
12.モーツァルト/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より
「シャンペン・アリア」
13.プッチーニ/歌劇「ラ・ボエーム」より
ムゼッタのワルツ「私が町を歩くとき」
14.ロッシーニ/歌劇「セビリアの理髪師」より
カヴァティーナ「ある声が今しがた」
トーマス・ベイコン(ホルン)(3、6、9、10&13)
デイヴィッド・ヒックマン(トランペット)
(1、4、8、11、13&14)
サミュエル・ピラフィアン(チューバ)
(2、4、5、7、10、12&13)
ティモシー・ラッセル指揮
アリゾナ州立大学室内管弦楽団
録音 1996年10月23&24日
アメリカの名手達によるオペラ・アリア集です。とはいっても声楽ではなく、トランペット、ホルンそしてチューバによる演奏です。これは大変な名演です。エンパイア・ブラスのピラフィアンはジャズチューバも吹く名人ですが、チューバで聞く「夜の女王のアリア」は絶品です。ソプラノでも超高域を歌いますがチューバで超高域を吹くのは凄いです。ヒックマンのトランペットで聞く「こうもり」や「ある晴れた日に」、カルメンの「ハバネラ」はもう完成された音楽であり、声楽のアリアでなくてもよいと思うほどです。
さてトーマス・ベイコンのホルンで聞くリゴレットの「女心の歌」は楽しいものです。吹いてみたいものです。グルックの歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」は「精霊の踊り」が有名で、アイファー・ジェイムズの録音がありますが、ここでは珍しいアリア「われエウリディーチェを失えり」を吹いています。「セビリアの理髪師」の二重唱をチューバとホルンで吹くというのは楽しいです。
とにかくこのアルバムは楽しいです。名人たちによるオペラ・アリアを越えてソロ作品、デュオ、トリオとして十分楽しめる演奏です。 |
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