アイファー・ジェイムズ

フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル/20世紀アルバム

CD(DECCA 289 470 501-2)2枚組

フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル
20世紀アルバム
CD1
1.ハワース/行進のファンファーレ
2.ジョリヴェ/ブリタニカスのファンファーレ:前奏曲
3.ティペット/金管のためのファンファーレ
4.コープランド/金管アンサンブルのための
                  儀式的ファンファーレ
5.ブライアン/歌劇「チェンチ」よりファンファーレ
6.ブリテン/聖エドマンズベリーのファンファーレ
7.ドジソン/金管七重奏のための組曲
8.サルゼード/金管六重奏のための
             ディヴェルティメント
9.ベネット/金管五重奏のためのファンファーレ
10.プレヴィン/金管楽器のための4つの遠足
11.プーランク/ホルン、トランペット、トロンボーンの
                ためのソナタFP33
12.シューラー/金管楽器と打楽器のための
            交響曲Op16
CD2
1.ウール/フェストファンファーレ
2.ヤナーチェク/管弦楽のためのシンフォニエッタ
  〜金管とティンパニのためのソコルファンファーレ
3.ブリス/ロンドン市長のためのファンファーレF.65
4.トマジ/金管アンサンブルのためのファンファーレ
     〜「聖ヴァンドレディの行列」
5.ブリテン/金管楽器と打楽器の為のファンファーレ
            「ワシにある2つの頭」
6.アーノルド/金管楽器のための交響曲Op123
7.ヒンデミット/金管アンサンブルのための
          モルゲンムジーク(朝の音楽)
8.クルト・ワイル/
     組曲「クライネ・ドライグロッシェンムジーク」

フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル
 フィリップ・ジョーンズ他(トランペット)
 アイファー・ジェイムズ(ホルン)
 ジョン・ピネガイ(ホルン)
 フランク・ロイド(ホルン)
 ロジャー・ハーヴェイ他(トロンボーン)
 デイヴィッド・スチュワート他(バス・トロンボーン)
 ジョン・フレッチャー他(テューバ)
 録音 CD1/1970年(6〜8)1973年(10〜12)
          1977年(1〜5&9)
     CD2/1979年(6)1980年(1〜5)
          1981年(7)1987年(8)

 フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルの「20世紀アルバム」です。1970年から1987年の録音です。
CD1
 エルガー・ハワースの「行進のファンファーレ」は短いですが華麗な響きのファンファーレです。きれいな金管アンサンブルです。
 アンドレ・ジョリヴェの「ブリタニカスのファンファーレ」から前奏曲はきれいなアンサンブルです。トランペットのきれいな響きも素晴らしいです。
 マイケル・ティペットの「金管のためのファンファーレ」は4本のホルン、3本のトランペット、3本のトロンボーンのための作品です。トランペットやホルンのきれいな響きが素晴らしいです。トロンボーンも良い響きです。
 アーロン・コープランドの「金管アンサンブルのための儀式的ファンファーレ」はトランペットやトロンボーンの響きがきれいです。やがてホルンもきれいに響きます。中間部は弱奏になって良い響きです。そしてテューバも良い響きです。後半は素晴らしい響きになります。
 ハヴァーガル・ブライアンの歌劇「チェンチ」から「ファンファーレ」はトランペットのハイトーンが華麗に響きます。途中からティンパニの音が入ります。ホルンやテューバも良い響きです。トロンボーンも良い響きです。
 ベンジャミン・ブリテンの「聖エドマンズベリーのファンファーレ」はトランペットのソロに始まります。途中からトランペットだけのアンサンブルになります。3本くらいでの演奏です。
 スティーヴン・ドジソンの「金管七重奏のための組曲」は4つの楽章で構成されています。第1楽章「アンダンテ」、第2楽章「アレグロ・コン・モト」、第3楽章「レント」、第4楽章「アレグロ・コン・アニマ」になります。第1楽章はトランペットのきれいな響きが素晴らしいです。やがてトロンボーンやホルンも良い響きです。第2楽章はトランペットの響きと見事なテューバの演奏も素晴らしい響きです。トロンボーンも良い響きです。第3楽章はゆったりとした演奏で、トロンボーンやトランペットが良い響きです。ホルンもきれいに響きます。第4楽章はトランペットやトロンボーン、テューバが元気に歌います。見事な演奏です。
 レナード・サルゼードの「金管六重奏のためのディヴェルティメント」は4つの楽章で構成されています。第1楽章「前奏曲」、第2楽章「スケルツォ」、第3楽章「間奏曲」、第4楽章「マーチ(3月)」になります。第1楽章はトランペットの和音がきれいです。ホルンやトロンボーンもきれいに響きます。第2楽章はトランペットやトロンボーンがきれいに響きます。ホルンも良い響きです。第3楽章は穏やかにホルンやトロンボーンがきれいに響きます。第4楽章はトランペットやトロンボーンが元気に歌います。ホルンも良い響きです。
 リチャード・ロドニー・ベネットの「金管五重奏のためのファンファーレ」はテューバの深い響きとトランペットのきれいな歌が素晴らしい演奏です。ホルンもきれいに歌います。見事な演奏です。
 アンドレ・プレヴィンの「金管楽器のための4つの遠足」は4つの楽章で構成されています。第1楽章「エネルギーに満ち溢れたモデラート」、第2楽章「ブルース・テンポ」、第3楽章「スロー(遅く)」、第4楽章「ヴィヴァーチェ」になります。第1楽章はトランペットやテューバが力強い演奏をしています。ホルンも良い響きです。トロンボーンもきれいに響きます。第2楽章は各楽器がそれぞれ演奏します。テューバも力強い響きです。トロンボーンやホルンもきれいに響きます。トランペットのきれいな響きが素晴らしいです。第3楽章はスローテンポでトロンボーンがきれいに歌い始めます。そしてトランペットやテューバが加わります。ホルンも良い響きです。後半もトロンボーンがきれいに歌います。第4楽章はヴィヴァーチェ、トランペット、ホルン、トロンボーンやテューバが元気に歌います。テューバはコントラバスのようによく響きます。ホルンも良い響きです。見事な演奏です。
 フランシス・プーランクの「ホルン、トランペット、トロンボーンのためのソナタ」は3つの楽章で構成されています。第1楽章「アレグロ・モデラート(Grazioso)」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「ロンドー」になります。第1楽章はトランペットのきれいな主題に始まります。ホルンも良い響きの主題を歌います。トロンボーンもきれいに響きます。第2楽章もトランペットのきれいな演奏に始まります。そしてホルンのきれいな主題が歌われます。トロンボーンも良い響きです。第3楽章は速めのテンポで3つの楽器が歌います。トランペットのきれいな演奏、そしてホルンが元気に歌います。トロンボーンもきれいに響きます。
 ガンサー・シューラーの「金管楽器と打楽器のための交響曲」は4つの楽章で構成されています。第1楽章「アンダンテ」、第2楽章「ヴィヴァーチェ」、第3楽章「レント・デソラート」、第4楽章「序奏(準カンデンツァ) - アレグロ」になります。第1楽章は金管とティンパニが豪快な響きで始まります。そしてきれいなアンサンブルになります。ホルンのきれいな響きが素晴らしい。第2楽章は早めのテンポで金管とティンパニの豪快な響きが聞かれます。トランペットの見事な響き、ティンパニの重厚な響き、ホルンのきれいな響きが素晴らしい。第3楽章は穏やかにミュートのトランペットに始まって、ホルンもきれいに響きます。そしてトロンボーンが豪快に響きます。終結部にはテューバも良い響きです。第4楽章は豪華な響きの序奏に始まります。やがてテューバも加わってトロンボーンもきれいに響きます。ホルンやトランペットもきれいに響きます。ティンパニは良い響きです。

CD2
 アルフレッド・ウールの「フェストファンファーレ」はきれいなファンファーレです。トランペットのきれいな演奏が素晴らしい。
 レオシュ・ヤナーチェクの「オーケストラのためのシンフォニエッタ」から「金管とティンパニのためのソコルファンファーレ」はシンフォニエッタの冒頭です。これは素晴らしい響きです。トランペットのきれいな演奏、ティンパニの良い響き、見事な演奏です。
 アーサー・ブリスの「ロンドン市長のためのファンファーレ」は金管楽器と打楽器のための作品です。トランペットやトロンボーンやテューバのきれいな演奏が素晴らしいです。
 アンリ・トマジの「金管アンサンブルのためのファンファーレ」から「聖ヴァンドレディの行列」は長い作品で、パーカッションも入ります。テューバの良い響きが続きます。やがてトロンボーンが入ります。ホルンもきれいに響きます。トランペットはミュートを使ってきれいな演奏です。中間部は盛り上がって素晴らしい演奏です。後半はトランペットやテューバ、トロンボーンのきれいな演奏が素晴らしい。ホルンも良い響きです。
 ベンジャミン・ブリテンの金管楽器と打楽器のためのファンファーレ「ワシにある2つの頭」は素晴らしい響きの演奏です。金管楽器の魅力的な響きです。
 マルコム・アーノルドの「金管楽器のための交響曲」は4つの楽章で構成されています。第1楽章「アレグロ・モデラート」、第2楽章「アレグレット・グラツィオーソ」、第3楽章「アンダンテ・コン・モト」、第4楽章「アレグロ・コン・ブリオ」になります。第1楽章はきれいに始まります。やがて、トロンボーン、テューバやトランペットがきれいに歌います。その後細やかな主題を演奏します。早いパッセージは難しそうです。後半の見事な響きと演奏は素晴らしいです。ホルンも良い響きです。第2楽章はきれいなトランペットに始まります。そしてホルンも歌います。やがてトロンボーンやテューバも続きます。良い響きです。ここではきれいなトランペットが聴きものです。テューバのソロもよい響きです。第3楽章はテューバの音に始まって、トランペットのきれいな演奏も見事な響きです。やがてトロンボーンやテューバの厚い響きも聴かれます。中間部にはホルンのきれいなソロもあります。後半もトランペットのきれいな演奏が聴かれます。終結は厚い響きで素晴らしいです。第4楽章はトランペットのきれいな演奏に始まります。そしてホルンやトロンボーンがきれいに歌います。ホルンのソロもあります。見事な響きです。後半は静かになって、やがてトロンボーンやテューバがきれいに歌います。素晴らしい演奏です。
 パウル・ヒンデミットの「金管アンサンブルのためのモルゲンムジーク(朝の音楽)」は第1曲「Massig bewegt モデラート」、第2曲「Lied」、第3曲「Bewegt」になっています。第1曲はきれいなアンサンブルです。第2曲はトランペットのきれいな歌です。ユニゾーンが多いです。第3曲は快いテンポでトランペットやトロンボーンがきれいに歌います。
 クルト・ワイルの組曲「クライネ・ドライグロッシェンムジーク」は「ドライグロッシェンオーパー」に基づく8曲の組曲です。第1曲「序曲」は厚い響きのアンサンブルに始まります。そしてトランペットがきれいに歌います。ホルンも歌います。第2曲「Die Moritat von Mackie Messer(Mack the Knife)」はマックザナイフの歌が歌われます。まずトロンボーンが歌います。そしてトランペットが細やかに歌います。ホルンも歌います。第3曲「アンシュタット・ダスの歌」はホルンとトランペットがきれいに歌います。そしてトロンボーンも歌います。後半のホルンもきれいに歌います。第4曲「バラード vom angenhemen Leben」はトランペットとホルンがきれいに歌います。やがてテューバもきれいに歌います。ミュートのトランペットもきれいに歌います。トロンボーンもきれいに響きます。第5曲「ポリスの歌曲」はきれいなアンサンブルです。やがてトロンボーンがきれいに歌います。そしてトランペットがきれいに歌います。第6曲「タンゴ・バラード」はトランペットがきれいに歌います。そしてホルンやトロンボーンもきれいに響きます。第7曲「カノーネン・ソング」は快適なテンポで力強く歌います。テューバも良い響きです。トロンボーンが見事に歌います。パーカッションもここでは響きます。後半はトランペットがきれいに歌います。第8曲「ドライグロッシェン・フィナーレ」はパーカッションに始まり、テューバが歌っています。そしてトランペットがきれいに歌います。やがてトロンボーンやホルンもきれいに歌います。ティンパニの響きも見事です。きれいな演奏です。フィリップ・ジョーンズ・アンサンブルの見事な演奏です。


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