デニス・ブレイン

モーツァルト/ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447(CD)
CD(hanssler CD93.064)

モーツァルト/協奏曲集
1.ピアノ協奏曲第23番イ長調K488
2.ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K218
3.どうしてあなたを忘れましょうK505
4.ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447

  フリードリヒ・グルダ(ピアノ)(1)
  アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)(2)
   スザンネ・ダンコ(ソプラノ)(3)
  マリア・バーグマン(ピアノ)(3)
  デニス・ブレイン(ホルン)(4)
  ハンス・ロスバウト指揮(1、3&4)
  エルネスト・ブール指揮(2)  
  バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団
  録音 1962年1月15日(1)
      1959年3月2日(2)
      1953年11月13日(3)
      1953年5月6日(4)

 このアルバムはモーツァルトの協奏曲集ですが、グルダ、グリュミオーの演奏会とブレインのホルン協奏曲第3番の放送録音が収録されています。(モノラル録音)
 グルダの演奏するピアノ協奏曲第23番K488は名曲名演奏です。オーケストラのやわらかな響き、そしてウィーンのピアニスト、グルダの繊細なタッチのモーツァルトが素晴らしいです。
 グリュミオーのヴァイオリン協奏曲第4番はお得意の作品でスタジオ録音も2種あります。この演奏はつややかなヴァイオリンが響き渡る実に素晴らしい演奏です。モノラル録音ですが音楽の素晴らしさは変わりません。
 コンサート・アリア「どうしてあなたを忘れましょう」K505はスザンネ・ダンコのソプラノ歌唱です。レシタティーヴォとロンドで、この作品にはピアノ・オブリガートが入ります。ピアノ協奏曲にソプラノ歌唱が入ると言ってもよい作品です。
 ホルン協奏曲第3番の演奏は5月4日のベルリンでの演奏と比べると少しの違いがあります。第1楽章の冒頭でドーソードーの下降音を吹いていません。珍しいことです。それからの演奏はブレインのモーツァルトになります。これほど滑らかなホルンはないでしょう。オーケストラの美しさも素晴らしいものです。カデンツァは5月4日と同じです。第2楽章:ロマンスの美しいホルンの響き、第3楽章の歯切れ良さと甘い音色はたまりません。感動的な演奏です


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